日産ジュークの中古相場に変化あり? 絶版1年で真の相場が判明!!

1.6Lターボエンジンを搭載した16GT系やNISMOが値上がり!

16GT/GT FOURに搭載されるMR16DDT型1.6L、直4ターボエンジンは190ps/24.5kgmを発生する
16GT/GT FOURに搭載されるMR16DDT型1.6L、直4ターボエンジンは190ps/24.5kgmを発生する

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 現在、ジュークの中古車の価格帯は約26万~約235万円と非常に幅広くなっている。

 各年式で流通台数の多い1.5Lエンジンを搭載したモデルは横這いから値落ち傾向となっているが、値上がり傾向を示しているグレードをようやく発見!

 それは、1.6L直列4気筒ターボエンジンを搭載した16GT系やNISMOだった。

 流通しているジュークの中古車の約42%を占める2010年~2012年式では流通台数約14台の16GTが3ヵ月前の約67万円から現在は約73万円と約6万円の値上がり。

 そして4WDモデルの16GT-FOURは3ヵ月前の約67万円から約78万円へと11万円の値上がり幅を記録しているのだ。

2013年2月に発売されたジュークNISMO。搭載されるエンジンは190ps/24.5kgmを発生するMR16DDTに7速マニュアルモード付きエクストロニックCVT-M7を組み合わせる
2013年2月に発売されたジュークNISMO。搭載されるエンジンは190ps/24.5kgmを発生するMR16DDTに7速マニュアルモード付きエクストロニックCVT-M7を組み合わせる
ジュークNISMO RSは2014年11月に発売。NISMO RS専用のMR16DDTで1.6L、直4ターボエンジンは214ps/25.5kgmを発生する。トランスミッションは8速マニュアルモード+パドルシフトを採用したCVT-M8を組み合わせる
ジュークNISMO RSは2014年11月に発売。NISMO RS専用のMR16DDTで1.6L、直4ターボエンジンは214ps/25.5kgmを発生する。トランスミッションは8速マニュアルモード+パドルシフトを採用したCVT-M8を組み合わせる

 そして16GT系の主流はNISMOへと移り2012年~2013年式で流通台数が約24台のNISMOは約110万円まで値落ちが進んでいたにもかかわらず、現在は約126万円へと16万円の値上がり幅を記録しているのだ。

 2014年~2015年式のNISMO RSのように一部値落ちしている年式もあるが、2015年~2018年式のように約8台と流通台数は少ないが、約30万円の値上がり幅を記録する年式も出ているのだ。

 つまり、現在のジュークの中古車相場の値上がりの要因は1.6L直4ターボエンジンを搭載した1.6GTそしてNISMOの相場上昇が理由といえる。

 やはりキックスが登場し、パワートレインがe-POWERしかなくなったことが、この値上がりを引き起こしたといえる。

ジュークの中古車の狙い目グレードはこれだ!

1.6Lターボと4WDを組み合わせた狙い目グレードとなる16GT-FOUR
1.6Lターボと4WDを組み合わせた狙い目グレードとなる16GT-FOUR

ジューク16GT-FOURの中古車情報はこちら!

 値上がりの要因がわかったところで、狙い目のグレードを紹介していきたい。約350台と最も流通台数が多いのが2011年~2014年の前期型の主力グレードである15RXタイプVで価格帯は約33万~約108万円。

 続いて多いのが約262台の15RXで、価格帯は約26万~約149万円と2015年以降は100万円台のプライスを付けた中古車が増える。

 そして後期型の主力モデルである15RX Vセレクションが約161台流通し、価格帯は約70万~約214万円と100万円以下で購入できる中古車も多い。

 また、立体駐車場に対応した車高にチューニングされた15RXアーバンセレクションの中古車は約95台流通し、価格帯は約32~約138万円となっている。

 一方、流通台数は少ないが値上がりの要因となっているNISMOは約55台流通していて、中古車の価格帯は約80万~約198万円と100万円以下の中古車は8台しかない。

 そしてNISMO RSはわずか13台しか流通しておらず、価格帯は約93万~約228万円でNISMOとの価格差は小さくなっている。

1.6GT/1.6GT-FOURのコクピット
1.6GT/1.6GT-FOURのコクピット

 そして1.6Lターボエンジンを搭載したグレードで最も多いのがNISMOのベース車両となった16GT-FOURで、中古車は約70台流通し、価格帯は約46万~約235万円。最高値の中古車は走行距離わずか290kmという極上車だ。

 コンパクトSUVの4WD車は、やはり降雪地北海道の需要が高いようで16GT-FOURの中古車は関東よりも北海道のほうが流通台数の多さが目立つ。

 1.5 Lエンジン搭載車はまだまだ安くなりそうなので気にする必要はないが、1.6Lターボ+4WDというパワートレインを搭載したジュークを狙っている人はそろそろ本腰を入れて探したほうがよさそうだ。

 これはジュークに限ったことではないが、やはりフルモデルチェンジしてパワートレインや駆動方式が大きく変更されると旧型の中古車が値上がりするという現象はまだ起きることがわかった。

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