■ホンダ エレメント(2003~2005/中古車在庫:53台)
アメリカで開発・生産され、日本でも2003年4月から約2年間だけ販売された「両側観音開きドア」のクロスオーバーモデル。
新車当時は「日本では大きすぎる」ということで人気薄だったが、平均サイズが上がった現在ではそうも言われなくなり、同時に「このデザインは今、逆にシブい!」と一部で人気となった結果、状態のよい中古車は軒並み150万円以上に。
ちなみに同時期のホンダCR-Vは、高いものでもせいぜい70万円くらいだ。
●45万~175万円
■ホンダ クロスロード(2007~2010/中古車在庫:206台)
2代目ホンダストリームの車台を流用して作られた、2007年発売の比較的小ぶりな3列7人乗りクロスオーバーSUV。
3列シートが評価されたというより、超スクエア基調なデザインが「ゴテゴテしたフォルムばかりな最近のクルマよりおしゃれかも?」と再評価され、相場がプチ高騰。
いわゆるカーキ色に全塗装したうえでオールテレーンタイヤ+黒いホイールにした仕様は確かにカッコよく、程度のよい個体は130万~170万円ほどの相場に。
●28万~178万円
■トヨタ MR-S(1999~2007/中古車在庫:187台)
1999年10月から2007年9月まで販売されたミドシップレイアウト+1.8L自然吸気4気筒の軽量オープンスポーツ。
新車当時は「エンジンが非力」「デザインがダサい」と人気薄だったが、この手のクルマ=軽量で安価なミドシップ車が希少絶滅危惧種となったことから相場が上がり、コンディションのよい個体は110万~190万円ほどに。
またエンジンやボディなどがチューニング/カスタマイズされた中古車も地味に人気を集めている。
●30万~398万円
■ダイハツ ソニカ(2006~2009/中古車在庫:120台)
すでにトールワゴンタイプが主流となっていた2006年に、あえて「爽快ツアラー」というコンセプトで登場した軽自動車。
KF-DET型ターボエンジンや新開発のCVTなどはまさに「爽快!」だったが、お茶の間層にはウケずに敗退。
しかし高級感すら感じられるその走行性能は、お茶の間層ではない「クルマ好き層」には刺さり続け、程度良好な個体は今なお約50万円をキープ。「値上がりしている中古車」というよりは「値下がりしない中古車」だ。
●5万~60万円
■ホンダ 2代目CR-X(1987~1992/中古車在庫:15台)
「FFライトウェイトスポーツ」を名乗る新ジャンルの小型スポーティカーとして、初代は1983年に登場して大ヒット。
そして1987年に正常進化型として登場した2代目もまずまずのヒット作に。
その後スポーツカー全体の人気低迷に伴って生産終了となったが、当時のカルチャーとは無関係な最近の若年クルマ好きや、当時を懐かしむ中年層の間で、また海外でもそこそこ以上の人気が再燃し、程度良好な中古車の相場は130万~220万円ほどまで上昇中。
●98万~259万円
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