一度買ったらやめられないSUVの魔力とは? SUVの買取価格はやっぱり高い?

インプレッサとXVの買取価格の違い

現行のインプレッサスポーツ。2016年10月の登場以降、マイルドハイブリッド搭載車やスポーツグレード「STI Sport」などラインナップを拡大してきた
現行のインプレッサスポーツ。2016年10月の登場以降、マイルドハイブリッド搭載車やスポーツグレード「STI Sport」などラインナップを拡大してきた


■買取査定価格:2019年式のインプレッサスポーツ2.0i-Lアイサイト4WD/127万円 残価率51.5%

最低地上高200mmと十分なクリアランスを確保し、悪路走破性を重視したスバルXV。パワートレインは1.6Lガソリンと2Lガソリン+モーターのハイブリッド
最低地上高200mmと十分なクリアランスを確保し、悪路走破性を重視したスバルXV。パワートレインは1.6Lガソリンと2Lガソリン+モーターのハイブリッド


■買取査定価格:2019年式XV2.0i-Lアイサイト4WD/156万円 残価率62.2%

 まずは、現行型スバルインプレッサスポーツとスバルXVだ。年間の新車販売台数を比較すると、XVのほうがインプレッサスポーツの約1.5倍となっている。

 現行型インプレッサスポーツは2016年10月に登場。新世代プラットフォームである、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用した最初のモデルとして登場。搭載するエンジンは1.6L&2L水平対向4気筒DOHCとe-BOXERと呼ばれる2Lエンジンのマイルドハイブリッドシステムの3種類。駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意する。

 2020年10月には、ワークスブランドのSTIがチューニングを施したSTIスポーツを追加している。一方のXVは2017年5月に現行モデルが登場。

 最低地上高200mmを確保しながら、全高1550mmをキープし、都市部に多く存在する立体駐車場に対応した優れたパッケージングが魅力だ。デビュー当初はインプレッサスポーツと同じパワートレインを搭載していたが、2019年のマイナーチェンジで、2Lガソリンエンジンが廃止され、1.6Lエンジンとマイルドハイブリッドのe-BOXERのみとなっている。

 駆動方式は全車4WDで、四輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールする「X-モード」を搭載し、タフな路面での走行性能を向上させている。

 査定価格を調べたのは2019年式のインプレッサスポーツ2.0i-Lアイサイト4WDとXV2.0i-Lアイサイト4WD。

 インプレッサスポーツの査定価格は127万円で、残価率は51.5%に対してXVは156万円で残価率は62.2%と10%以上の差が付いている。新車時価格の差が約5万円なので、XVの方がリセールバリューは高い。

旧型フィットと旧型ヴェゼルの買取価格

2013年9月に登場した「フィット3」こと3代目フィット。現行型にはない1.5Lガソリン+CVT/6速MTのRSが設定された
2013年9月に登場した「フィット3」こと3代目フィット。現行型にはない1.5Lガソリン+CVT/6速MTのRSが設定された


■買取査定価格:2019年式フィットハイブリッド Lホンダセンシング/114万円 残価率53.8%

2013年12月に発売された先代ヴェゼル。2016年2月の一部改良でスポーツモデルのRSが追加された
2013年12月に発売された先代ヴェゼル。2016年2月の一部改良でスポーツモデルのRSが追加された


■買取査定価格:2019年式ヴェゼルハイブリッドXホンダセンシング/156万円 残価率60.3%

 続いては、フルモデルチェンジしたばかりのホンダヴェセルの旧型とベース車の旧型フィット。3代目となる旧型フィットは2013年9月に登場。

 5ナンバーサイズをキープしながらも全長とホイールベースが延長され、室内空間は拡大された。搭載するパワートレインは1.3L&1.5L直列4気筒ガソリンエンジンとi-DCDと呼ばれる1.5Lエンジン+1モーター+7速DCTを組み合わせたハイブリッドシステムの3種類。

 ハイブリッドでも4WD車を選べるのが特徴だ。2017年6月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更に加えて、先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を搭載した。

 一方のコンパクトSUVのヴェゼルは2013年12月に登場。フィットのコンポーネンツを流用し、センタタンクレイアウトを採用したことで、クラストップのラゲッジスペースと多彩なシートアレンジを実現。

 搭載するパワートレインは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンとi-DCDと呼ばれる1.5Lエンジンのハイブリッドシステムの2種類。

 2016年2月に一部改良で、走りに磨きをかけたRSグレードを追加。同時に先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を採用した。2018年2月のマイナーチェンジで内外装の変更とともにホンダセンシングを全グレード標準装備とした。

 そして2019年1月の一部改良では1.5Lターボエンジンを搭載したツーリングを追加し、モデルラインアップを充実させている。

 2019年式の査定価格を見ると、フィットハイブリッド Lホンダセンシングが114万円で、残価率53.8%。そしてヴェゼルハイブリッド Xホンダセンシングは156万円。残価率60.3%と残価率は高い。ただ新車時価格と査定価格の差はほぼ変わらない。

 これはフィットもヴェゼルと変わらないぐらい新車販売台数が上位にランクインする人気車種ということが影響している。そしてヴェゼルがフルモデルチェンジして、査定価格が下がったことも要因の一つだ。

次ページは : マツダ3ファストバックとCX-30の買取価格比較

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