■中古車平均価格は前期型が約500万円、後期型が約670万円
現在、FK8型シビックタイプRの中古車の流通台数は、81台で、平均価格は約504.3万円となっている。中古車の価格帯は約378万~約1200万円と1000万円オーバーの中古車が登場しはじめた。
中古車を2017年~2020年9月までの前期型、2020年10月~2021年7月までの後期型で区分すると、前期型の流通台数は約58台、後期型は23台とやはり圧倒的に前期型が多く、年式別の分布では、2018年式が25台で最多。次いで、2019年式の22台、そして2021年式の約18台と続いている。
中古車の平均価格では、前期型は約500万円。そして後期型は約670万円となっている。後期型は約570万円からとなっており、前期型でも新車時価格を上回る500万円以上の価格の付いた中古車は7台も流通している。
さらに中古車の価格帯を年式別に見てみると、2017年式は約378万~約529万円、2018年式は約389万~約509万円、2019年式は約430万~約530万円。2020年式は約570万~約850万円、そして最終年式の2021年式は約570万~約1200万円となっている。
時間を少し巻き戻して、半年前の2021年1月発売当時のFK8型シビックタイプRの中古車事情を見てみると、流通台数は43台そのうち42台が前期型で、1台だけ後期型が流通していた。
こうして見ると半年の間で高年式の中古車が市場に多く流入したことがわかる。そして、中古車の平均価格は約462.5万円そして中古車の価格帯は約399万~約539万円だったので、この半年で約40万円も値上がりし、高額な中古車が増加したことがよくわかる。
さらに、年式別に見てみると、2017年式の価格帯は約399万~約470万円。2018年式は約410万~約530万。そして2019年式は約458万~約539万円。
さらに戻って1年前、2020年7月当時の中古車相場を見てみると、平均価格は約420万円だったので、この1年間で約84万円平均価格が高くなっている。
こうしてみると、FK8型シビックタイプRの中古車の値上がりは2020年のマイナーチェンジ後の中古車が市場に流入したことによる影響が大きい。
そして、限定200台だったリミテッドエディションの中古車はまったく流通していない。業者オークションでの落札価格が約1600万円という情報もあった。
現在、後期型の標準モデルの中古車でも1000万円オーバー、新車並みの走行12kmが1200万円をつける中古車があることから、リミテッドエディションの中古車が市場に出回った場合、1300万円以上の価格を付ける可能性が高い。
新型が登場することが、発表されてもどのようなクルマになるのか仕様が発表されるまではこの高値安定傾向は崩れることはない。また、すでにホンダが脱エンジン宣言をしていることで、レガシーとして評価されていることもあり、新型登場の影響は小さいと考えられる。
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