RAV4は2Lエンジンのアドベンチャーが狙い目
2019年はトヨタRAV4がイヤーカーに輝いた。受賞理由は、日本市場に復活となったグローバルカーのトヨタRAV4は新時代のSUVとしてあらゆるニーズに高いレベルで対応したこと。
ガソリン車、ハイブリッド車それぞれのパワートレインに3種類の4WDシステムを搭載し、最新のプラットフォームの組み合わせによる走りは快適性、楽しさともに秀逸。またラゲッジスペースは広く、使い勝手も良好なこと。
さらにDCMを全車標準装備とした上でリーズナブルな価格設定としたことも高く評価されての受賞となった。
デビュー当初は2Lガソリンエンジン車にのみ、設定されていたアドベンチャーがハイブリッド車に設定の拡大やPHVを追加するなどユーザーの選択肢が広がっている。
現在、現行型RAV4の中古車の流通台数は約873台と非常に豊富で、平均価格は約344万円。中古車の価格帯は約233万~約511万円で500万円を超える中古車はドレスアップ済のモデルだ。
現行型RAV4の中古車のグレード構成は最も多いのが、ダイナミックトルクベクタリング4WDを搭載し、高い走行性能を実現したアドベンチャーの約208台。次いで、同じ4WDシステムを搭載する2.0G Zパッケージが約204台。そしてハイブリッドGの約155台と続く。
先日の一部改良で、人気のアドベンチャーがハイブリッド車にも設定されたことで、ガソリン車のアドベンチャーの相場が下がればオイシイ。
XC40は多彩なパワートレインを選べるのが魅力
2018年のイヤーカーはボルボXC40。受賞理由は、 日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現したこと。
インテリアが上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高いこと。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめること。さらに高度な安全装備を全車標準しているところが評価されている。
電動化を進めているボルボらしく、XC40も登場から3年で搭載するパワートレインが大幅に変更されているのが特徴だ。
現在、XC40の中古車は約252台流通していて、平均価格は約418.6万円となっている。中古車の価格帯は約299.5万~約578万円とかなり幅広くなっている。
一時は新車の納車までの時間が長くなっていたが、現在は解消されているし、400万円以下の中古車が約100台流通している。
グレード構成を見てみると、最も多いのがデビュー時に設定されていたベーシックグレードのT4モメンタムの約39台。続いて多いのが、2020年に登場したマイルドハイブリッド車のB4AWD R-デザインの約35台。そして、T4AWD R-デザインの約34台だ。
プラグインハイブリッドのT5インスクリプションも約19台流通しており、予算に合わせて様々なパワートレインを選べるようになっているのが特徴。
新車ではラインアップから消えたディーゼル車が中古車なら手に入る
2017年はボルボXC60が初めて、輸入車でイヤーカーに輝き新たな歴史を作った年だった。受賞理由は 日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現したこと。
インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性が高いこと。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめること。さらに高度な安全装備を全車標準していることが評価されている。
現在、現行型XC60の中古車は約275台流通していて、平均価格は約563.4万円。中古車の価格帯は約310万~約948万円と幅広くなっているのが特徴だ。かつては、ディーゼルエンジン搭載モデルもあったが、現在は48Vハイブリッドとプラグインハイブリッドのみとなっている。
XC60の中古車のグレード構成を見てみると、ディーゼルからPHVまで多彩。その中で最も多いのが、約62台というディーゼル車のD4 AWDインスクリプション。これに続くのはガソリン車のT5AWDインスクリプションの約46台。そして約25台のD4AWD モメンタムが続く。
ただ、マイルドハイブリッド車やPHVの流通台数も増えており、勢力図は変わりそうだ。中古車でしか手に入れられないディーゼルエンジン車は流通台数が多いうちに狙ったほうが良いだろう。
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