オークションでも最低1000万円、安くて良いクルマは皆無
今回、R34型スカイラインGT-Rの購入の仕方について話を聞いたのは、おもしろレンタカーの齊藤隆文社長。国産スポーツカーを中心にレンタカービジネスを展開しているおもしろレンタカーには現在、2台のR34型スカイラインGT-Rが用意されている。
現在おもしろレンタカーは、今回撮影に使用したベイサイドブルーとパールホワイトの2台だが、最大5台のR34型スカイラインGT-Rを所有していた。
齊藤社長は5台のR34型スカイラインGT-Rすべてオートオークションで手に入れている。一般のユーザーが現在手に入れる方法としては、販売店もしくはオークション代行そして個人間売買だと言う。
ただ、すでに販売終了から20年近く経過しているクルマなので、販売店の店頭に並んでいるクルマは売り物になるように手が加えられているため、1300万円からという高価格となるのだ。
一方オークションでは最低価格でも1000万円スタートとなるものの、ここから手を入れて商品化するというベース車両に過ぎないとのこと。たまに1000万円以下のクルマもオークションに出展されるが、錆がひどいかったり、どこから手を付けたらいいのか・・・。と悩むほどのコンディションのケースが多いという。
また、オークションで1500万円以下のR34型スカイラインGT-Rのほとんどは走行距離が10万km超となっているので、これまでの履歴がしっかりしていないと、購入してすぐにトラブルにあることも多いという。
エンジンやトランスミッションなどはまだ専門のショップで直すことはできるが、困るのは、外板パーツが見つからないこと。中古車の値上がりとともにパーツの価格も値上がりしている。
例えば、トランスミッションも数年前ならば、40万円で手に入れることができたのだが、現在は140万円で販売されている。万が一事故でも起こしたら、なおすのは簡単なことでないので、個人的にはもうR34型GT-Rを手に入れることはないと話してくれた。
10年前の中古車相場のデータを見たら、200万円台でもR34型スカイラインGT-Rの中古車を手に入れることができた。本当に、あの日に帰りたい。
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