流通台数は少ないが割安感はノアの方が高め
約8年に及ぶモデルライフの中で、進化を遂げてきたヴォクシー/ノアだが、中古車として狙うとすれば、運転支援システムの「Toyota Safety Sense C」2016年1月に行った一部改良以降と言えるだろう。
現在の運転支援システムから見れば、物足りなさも目立つが、あるとないでは雲泥の差となる。それでは、最新のヴォクシー/ノアの中古車相場を見てみよう。
流通台数の多いヴォクシーから。現在、現行型ヴォクシーの中古車の流通台数は約3455台。平均価格は約223.7万円。約半年前の2021年6月時点では、流通台数は約4540台。平均価格は約217.6万円だった。半年前と平均価格は値上がりし、流通台数は約1100台も減少している。
中古車の価格帯は、現在が約72万~約437.2万円だが、半年前は約80万~約438万円だったので、価格帯は大きく動いていない。そして「Toyota Safety Sense C」を装着した2016年式以降でも約2500台流通していて、価格帯は約115万から手に入る。
モデル末期ということで2021年式、走行距離500km以下というおろしたて中古車を検索してみた。おろしたて中古車は約336台と非常に多い。そして価格帯は約239万~約437万円。流通台数の豊富な快適装備が充実した特別仕様車の2.0ZS煌IIIならば、車両本体価格に諸費用をプラスした乗り出し価格が約270万円で手に入れられるようになっている。
一方の現行型ノアの中古車の流通台数は約1940台。平均価格は約211.2万円だ。半年前は約2300台流通していて、平均価格は約205万円。ノアもヴォクシー同様に平均価格が値上がりする一方で流通台数が減少している。
中古車の価格帯は現在約82万~約394万円で、半年前は約78万~約471万円だったので高額な中古車が市場から姿を消している。ノアも「Toyota Safety Sense C」を装着した2016年式以降は約1400台流通していて、82万円と100万円以下でも手が届く。
2021年式、走行距離500km以下というノアのおろしたて中古車は約70台とかなり少なめだが、価格帯は約200万~約360万円となっている。ノアは2.0Xとエアログレードの特別仕様車である2.0Si W×B IIIが多く流通していて、安さを求めるのであれば2.0Xだ。
こういった状況を踏まえて、今買いか、待ちかをジャッジするわけだが、ズバリ買いだ。1カ月前に比べておろしたて中古車の流通台数が増加しているし、今後新型が登場したとしても大幅な値落ちは期待薄。それは新車の納車が思うように進まないからだ。
中古車は気に入ったクルマを見つけた時が買い時。現行型ヴォクシー/ノアの中古車は新型のディザー広告の影響を受けた今が買い時だ。
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