平均価格約6万円値上がり!! 中古シエンタ市場にも半導体不足の影響があり!
現在、旧型シエンタの中古車は約2200台流通していて、平均価格は約161.6万円。中古車の価格帯は約69.8万~約269万円となっている。
フルモデルチェンジを行う前の2022年6月時点では、旧型シエンタの中古車は約2790台流通していて、平均価格は約155.2万円、中古車の価格帯は約68万~約258.8万円。中古車の価格帯はほぼ変化はないが、平均価格はフルモデルチェンジ前後で、6万円ほど値上がりしている。また、初代を含むシエンタの中古車全体の平均価格も3カ月前の2022年6月の約144.8万円から約148.3万円へと値上がり傾向となっている。
やはり、半導体不足などによる新車の納期遅延による、中古車相場高騰の煽りは人気車種であるシエンタにも影響が出ているようだ。
旧型シエンタの中古車のグレード構成を見てみると、3列シート仕様、2列シート仕様ともに上級グレードのGが中心。
最も流通台数が多いのが、約600台の1.5G 2WD。続いて、約410台のハイブリッドG。そして約250台で1.5Gクエロ 2WDとなっている。2列シート仕様のファンベースは1.5Gが約97台。ハイブリッドが約53台と1.5Lガソリンエンジン車が主力となっている。
価格帯は、最も流通台数の多い1.5G 2WDが約70万〜約220万円。ハイブリッドG 2WDは約89万〜約258万円。そして1.5Gクエロ2WDは約99万〜約250万円とガソリン車とハイブリッド車の価格差は縮まっている。
2列シート仕様の1.5ファンベースGの価格帯は約119万〜約240万円と最も古い年式でも2018年式という4年しか経過していないため、100万円以下の中古車は流通していない。運転支援システムが搭載され、“サポカー”認定されている旧型シエンタの中古車は約823台。価格帯は約83万〜約269万円となっている。
ライバル車“フリード”も視野に? 中古シエンタを買うなら“サポカー”認定車を選ぶべし!!
旧型シエンタの中古車を、これからのパートナーとして迎え入れるのであれば、“サポカー”認定を受けている中古車から探したほうが、購入後の満足度は高くなるはずだ。
しかし、同じ国産コンパクトミニバンの中古車において、旧型シエンタとライバル車の現行型ホンダフリードでは、搭載している運転支援システムの装備内容に大きさ差がある。したがって、どうしてもシエンタじゃないとダメということでなければ、運転支援システム、“ホンダセンシング”を装着したフリードも選択肢に加えたほうがいいだろう。
フルモデルチェンジした新型シエンタは、旧型に比べて運転支援システムが大幅に進化し、フリードと互角以上の内容となっている。したがって、新型シエンタが購入できないからといって高年式の旧型シエンタの中古車を購入することはオススメしない。
旧型シエンタの中古車を狙うのであれば、平均価格である諸費用込み150万円ぐらいが妥当なラインといえる。
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