■長い納車待ちが悩みならそれに代わるモデルが!
そのe:HEV RSの2WD(FF)車を試乗してみると、たしかに、モーターの最高出力がパワーアップしたことで、発進加速などは非常にスムーズになっている。
乗り味もやや硬めの味付けによってスポーティさは演出されているのは間違いない。ただ、個人的に言わせてもらうと、RSという名前を付けるにはやや物足りなさを感じた。
スポーティグレードならば、スムーズさよりもパワフルさを前面に出してもらいたいと思うし、サスペンションの味付けももう少ししなやかさが欲しいところだ。
現在、ホームページでフィットの納車までの期間の目処を確認すると、ガソリン車、e:HEVともに一部のタイプ・ボディカラーは2~3カ月程度で納車できるケースはあるが、大体半年以上となっている。
もし新車のフィットRSの購入を考えているのであれば、「ちょっと待った!」と言いたい。これから注文しても半年先。それならばすぐに手に入るフィットのスポーツモデルの中古車をオススメしたい。それがフィットモデューロXだ。
■中古ながらも見どころが多いフィット モデューロX
フィットモデューロXは2021年6月からマイナーチェンジを行った2022年10月まで約1年4カ月しか販売されなかったコンプリートカーだ。
フィットモデューロXは、ホンダの純正アクセサリーブランドのホンダアクセスが手掛けた専用のカスタマイズパーツを装着したコンプリートカーである。
外観は、フロントの専用グリルをはじめ、フロント、リアのエアロバンパー、テールゲートスポイラーなど実効空力を高めるエアロパーツを装着し、走行性能のパフォーマンス向上を図っている。ちなみに実効空力とは、日常の速度域でも体感できる空力効果のことだ。
また、これまでモデューロXブランド共通の「上質でしなやかな走り」を実現するために、専用セッティングのダンパー、SUPER GTのレーシングマシン由来のスポーティな造形で、軽量かつしなやかさを追求した16インチアルミホイールを装着。
さらにインテリアには、ブラック×ボルドーレッドとブラックの2種類の専用カラーを設定。ダーク系の専用アクセサリーインテリアパネルと装着を合わせることで上質感のあるキャビンを演出。
フロントシートには本革×ラックススエードの専用コンビシートに「Modulo X」のステッチをあしらうことで、所有する歓びも高めている。内外装をはじめ、サスペンション、ホイールなど専用パーツを装着したフィットe:HEV モデューロXの新車時価格は286万6600円だった。
■今なら極上車が手に入る。リセールバリューも◎!
フィットe:HEV RSとの価格差は約52万円と大きな開きはあるが、モデューロXは実効空力を高めたエアロパーツとサスペンションによって、高い路面追従性としなやかな乗り心地そして、優れた旋回性能を発揮してくれる。
したがって、コーナリングする際でも安心してアクセルを踏みながら、コーナーを脱出することができるのだ。その感覚はまさに爽快そのものだ。
残念ながら、すでにフィットe:HEV モデューロXの販売は終了しているため、中古車のみ手に入れることができる。
現在、フィットe:HEV モデューロXの中古車は約22台が流通していて、価格帯は約210万~約291万円。走行距離は多いモノで約1.7万km。少ないモノは約480kmという新車同等のコンディションだ。
そして何より朗報なのが、流通している中古車のほとんどがディーラー系販売店で扱っていること。購入後のアフターサービスも安心だ。また、ほとんどの中古車でナビやバックカメラ、ドライブレコーダーなどが装着されているので、購入後の出費も抑えられる。
中古車ではあるが、しなやかな走行性能が魅力で、上質な本革×ラックススエードを使用したインテリアなど質感の高さが魅力のフィットe:HEV モデューロX。なんと言ってもすぐに手に入るのが魅力だ。
販売期間が短いので、このような高コンディションのクルマが多いのも今のうち。またフィットRSに比べて、モデューロXのほうがリセールバリューも高くなるので、手放す時にも「このクルマを選んで良かった!」と思えるはずだ。
【画像ギャラリー】上質の中古車が手に入るのは今だけ!? たった1年4カ月しか販売されなかったホンダ フィットモデューロX(31枚)画像ギャラリー
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