【RX-7、ソアラ、Z…海外で人気上昇中】伝統のネオクラシックカーおすすめ3選

■日産 フェアレディZ(Z32)

 1989年、「スポーツに乗ろうと思う」というキャッチコピーのもと、フェアレディZの4代目として登場したZ32。国産車初の280馬力到達を実現したことでも有名だ。

1989~2000年に販売していたZ32フェアレディZ(4代目)。1998年にマイナーチェンジを実施し、その時点でコンバーチブルが廃止となった

 堂々としたワイド&ローフォルム、ショートノーズで「グランツーリスモ」としての雰囲気を漂わせていながらも、ハンドリングを重視していた当時の日産らしく、四輪マルチリンクやスーパーHICASを採用し、スポーツカーらしい運動性能も持ち合わせていた。

 実際、3L、V6ツインターボエンジンは、当時のスカイラインGT-Rを最大トルクで上回る日産最強のユニットだった。ラインナップは2シーターとTバールーフ搭載の2by2、手動の幌を備えるコンバーチブルという、まさに時代を反映したお手本のような車だ。

■まとめ

 海外では古いクルマでも大事にされる文化があるが、残念ながら日本ではクルマを長く維持しにくい環境である。

 気候もさることながら、「古いクルマは悪」と言わんばかりの日本の税制が、それに拍車をかけている(※一部東京都などでは(「1945年以前製造車」とハードルは高いものの)ビンテージカーに対して減免あり)。

 どんどんと古いクルマを廃車にしていく動きは、本当に「エコ」なのだろうか。

 ここにきて、日本の各自動車メーカーでは、この時代の純正部品を供給する動きが一部あるものの、それほど積極的とはいえず、旧車ユーザーへのケアや部品の再生産は自動車メーカーとしては「儲からないビジネス」なのかも知れない。

 しかし、自動車文化を育てていくという意味では、こうした「ファンを大事にする」活動は、絶対に必要な活動であり、これこそが新たなクルマファンの獲得につながる活動だと考える。

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