■MT車も用意されるが中古車はAT車より少ない
●日産 スカイラインクーペ(CV36型)・2007年登場
CV35型の後を受けて2007年10月に登場したV36型スカイラインのクーペ。エンジンは3.7Lまで拡大したVQ37VHR型V6で、最高出力は333ps。トランスミッションは6MTまたは5ATでスタートし、ATは2008年12月から7速タイプに進化。
●中古車購入ポイントは?
こちらはCV35と違い、約150台というまずまずの数の中古車が流通中。
全体の相場は総額60万~330万円といったところで、トランスミッション別ではMT車が総額110万~300万円(約50台)、AT車が総額60万~330万円(約100台)という内訳になっている。
タイプSの良質物件は総額110万円前後、タイプSPの場合は総額130万円前後に、中古車として見た場合に好バランスな物件が集まっている。
・中古車相場:総額60万〜330万円
・新車時価格:346.5万〜389.6万円
・年式:2007~2016年
・入手しやすさ:★★★★☆
・中古車オススメ度:★★★★☆
■流通量が豊富なうえに中古価格もお手頃なのも魅力
●ホンダ CR-Z・2010年登場
2010年から2017年まで販売されたホンダのハイブリッドスポーツクーペ。パワーユニットは1.5L・i-VTECにIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせ、システム全体で124psを発生。2012年と2015年にマイナーチェンジ実施。
●中古車購入ポイントは?
モデル全体としての中古車流通量は約530台と豊富で、相場も総額30万円~と手頃ではある。これからCR-Zを買うなら2015年8月以降の後期型にしたいところで、その場合は総額130万円~というのが目安。
ただし後期型は流通量も少ないため、実際は前期型の上級グレード「アルファ」を総額70万円前後で狙うのが一般的か。最上級グレードの「アルファ マスターレーベル」は前期型でも総額110万円以上となる。
・中古車相場:総額30万〜530万円
・新車時価格:226.8万〜449.4万円
・年式:2010~2017年
・入手しやすさ:★★★★★
・中古車オススメ度:★★★☆☆
■約20年落ちのため中古車はコンディションに差があり
●トヨタ セリカ(7代目・最終型)・1999年登場
ダウンサイジングされたFF専用設計のボディを伴って1999年に登場した、最後のトヨタ セリカ。新設計されたZZ系エンジンも1.8Lにダウンサイジングされたが、SS-IIのそれは最高出力190psをマークする。
●中古車購入ポイントは?
直近の中古車流通台数は約110台。全体の相場は総額50万~260万円で、MT車比率は6割ほど。高出力なSS-IIの流通台数は約40台で、その価格は総額55万~260万円。
一方のSS-Iは総額50万~140万円といったところで、両車ともグレードうんぬんではなく「コンディションの違い」で価格が変わってきている模様だ。ちょうどいい狙い目は、総額90万円前後のSS-II・MT車か。
・中古車相場:総額50万〜260万円
・新車時価格:181.7万〜240.9万円
・年式:1999~2006年
・入手しやすさ:★★★☆☆
・中古車オススメ度:★★★☆☆
コメント
コメントの使い方今の日本は少し前の中古スポーツカーにとって奇跡のような時代ということを忘れちゃいけないですね。
新スポーツカーが次々来るから価格は下がり、パーツは豊富。公道でなくサーキットで楽しむようになったのでチューンに対する世間の嫌悪感も大幅に減ってる。
反対に、数を取りあう車種は新車より高いし、買ってもパーツ類まで取り合いが続く。こういった記事を参考に賢くいきたいですね。