東京モーターショー2019は東京ビッグサイト会場と青海&メガウェブ会場の分割開催となっているが、メガウェブ会場の目玉のひとつとして注目されている『FUTUER EXPO(フューチャー・エキスポ)』は、約60社の企業・団体の最新技術が終結したもので、90を超えるコンテンツで未来を体験できるのが魅力となっている。
2019年10月22日(火)に一部のコンテンツについて先行的に体験する機会を得たので紹介していく。会場に行く時の参考にしてほしい。
東京モーターショー2019は、10月25日から11月4日まで一般公開。東京都江東区の東京ビッグサイト青海・西/南展示棟、メガウェブで開催される。
チケットは一般2000円(大人)。各プレイガイドにて販売されるが、初の試みとして高校生以下は入場無料となる。
文:ベストカーWeb編集部/写真:平野学
【画像ギャラリー】トヨタの超小型EVが見られるのはFUTURE EXPO
ちょっと未来というのがポイント
FUTURE EXPOはちょと未来の日本の生活を最先端の技術により具現化、提案するというのがコンセプトとなっている。
ポイントはちょっと未来という点だから、絵空事でもなければ夢物語でもない。ここで出展されている技術は一部商品化、実用化されているなどリアリティもある。
メガウェブの1階に特設の入り口があり、1/入国→2/移動体験→3/都市→4/スポーツ→5/地方観光→6/未来のエネルギーと順に体験することができる。
東京モーターショー2019の 「主な出展車はこちら」。
入国
特設入り口のトンネルを抜けると、未来の日本に入国できる。
AI(人工知能)によるバーチャルキャラクターが入国時にお出迎えしてくれる。日本語、英語、中国語など、多言語を巧みに操るので誰でも安心して入国できる。
入国時のこのバーチャルキャラクターといろいろ話をしてほしい。名前は? 年齢は?だけでなく、3人並んで、どの人がタイプ? などと聞くと、悩んで1人を選ぶなど、あたかも人間とやり取りしているみたいで超新鮮だ。
この入国に関しては、世界最先端の顔認証技術なども使われている。
移動体験
入国後、未来の都市と移動体験空間が出現する。用意されているコンテンツは多岐にわたるが、自動運転試乗、未来の移動のあり方、車内空間の活用など入国者を飽きさせない。
未来のモビリティとして、空飛ぶクルマ試作(NEC)、次世代パーソナルモビリティのUNI-CUB β(ホンダ)、歩行領域EV(トヨタ)、WIND/mobbyのデモ走行などが用意されている。
この手の未来モビリティはなかなか目にする機会がないので見落とし厳禁。
都市
この都市エリアでは、『あたらしい都市のカタチ』をコンセプトにいろいろな出展物が用意されている。どの出展物にも各社の最先端技術が惜しげもなく投入されている。
そのなかで、事前体験できたのは、パナソニックが提案する『SPACe_L(スペースL)』で、これは完全自動運転の普及が予想される2030年のクルマのインテリアの提案モデルだ。
移動するリビングルームを具現化していて、26個のLED照明による緻密な配光制御、PM2.5をはじめとする健康被害を与える物質をシャットアウトするフィルター、音響効果抜群の22個のスピーカーなどにより快適な空間を演出している。
仕事をする空間、映画鑑賞、スポーツ鑑賞などリラックスできる空間、またはサイドウィンドウに花火を映し出したりといったエンターテイメント空間を実現させている。
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