賢く使えば実に便利なコインパーキング。でも使い慣れていない人はご用心。「最大料金」という文字に誘われてクルマを駐めたら、予想と違う料金を請求されるなんてこともあるぞ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Satoshi@Adobestock)
【画像ギャラリー】思わぬ出費に泣かないために! コインパーキングは快適に使おう(4枚)画像ギャラリー■料金システムを理解しないとバカ高い支払いに!
年末年始はクルマ利用が増えるから、コインパーキングを利用する機会も増えるはず。このコインパーキング、仕組みが分かって利用する分には大いに便利なのだが、中には「これってワナだろ!」と言いたくなるようなことも起きる。
特に注意したいのが、宿泊などで長時間駐車するとき。料金システムをきちんと理解しないと、支払時に目の玉が飛び出すほどの駐車場代を払うハメになる。
最初に確認したいのが、料金の上がる時間。「30分300円だろ」と思っていると、東京都心などでは15分、あるいは10分刻みで料金が上がる場所もある。
いっぽう活用したいのが、一定時間以上駐めたときに料金が定額になる「最大料金」。6時間とか24時間とか駐車するクルマには、スライド料金より割安な料金が適用されるから、長時間駐めるという場合はこの文字を探したい。
【画像ギャラリー】思わぬ出費に泣かないために! コインパーキングは快適に使おう(4枚)画像ギャラリー■「当日最大」や「夜間最大」に注意!
とはいえこの最大料金、実はいろいろと問題を生む原因ともなっている。
まずは最大料金の適用時間。6時間や24時間はともかく、「当日最大」という表記には注意しよう。たとえば「当日最大1000円」とある場合、その日の深夜0時に最大料金は解除され、以降は通常のスライド制料金になってしまうことが多い。
「夜間最大~」という表記にも注意したい。たとえば「夜間最大1000円(19:00~8:00)」という場合、単純に考えると「1日クルマを駐めても、19時から翌朝8時までは1000円で計算してくれるのかな」と考えてしまう。ところが中には「19時から翌朝8時に入庫したクルマに限る」という場合があるのだ。
加えて注意したいのが、最大料金の繰り返しについて。最大料金の適用が入庫後一度きりなのか、繰り返されるのかをチェックするのだ。
たとえば「最大料金6時間時間1000円」と記載のある駐車場に12時間駐めた場合、繰り返しがある場合料金は2000円で済む。ところが繰り返しがない場合は最初の6時間を過ぎた時点でスライド料金となり、予想以上の料金がかかってしまう。
一時期ニュースなどで取り上げられたこともあり、近ごろのコインパーキングの料金表示は誤解を生まないよう改善が進んだと思う。とはいえ但し書きが小さかったり、別の場所に書かれているケースはあるから、利用の際には説明をしっかり読むこと。年末年始は楽しいドライブを!
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