誰にもやってくる免許更新[特別ルール]の正体　実は30代から始まっている[75歳からの壁 合格]

　運転免許を持つみんなにかかわる話。免許更新の際、「特別ルール」があるのをご存じだろうか。75歳から義務化されている「認知機能検査」のことで、合格しなければ更新されない。この検査内容がけっこう難しく、まさに「75歳からの大きな壁」。合格のためには日頃からの脳活が一番!!　と言われ、脳を衰えさせないことが大切！　「脳の老化を食い止め、脳を鍛える暮らし方」を脳神経内科専門医が明かしてくれた。

文：ベストカーWeb編集部／写真：Adobe Stock、写真AC

【画像ギャラリー】免許更新[特別ルール]合格に向けての[脳活ドリル]を公開!!（13枚）画像ギャラリー

■「75歳からの大きな壁」と言われるだけに、難易度高し「認知機能検査」

　高齢ドライバーが起こす事故の割合は、減る兆候がない。認知症が要因というケースは少なくなく、その対策として、警察庁が75歳以上のドライバーに課しているのが「認知機能検査」。免許更新時の「特別ルール」とも言える。

　狙いを端的に言うと「認知症の疑い」がある、あるいは「認知症」の高齢ドライバーにはハンドルを握らせないという措置（検査）。それだけに、「認知機能検査」の難易度は高い。

　上で紹介しているのが「認知機能検査」とほぼ同様の出題。万年筆や飛行機などの4枚のイラストを約1分間で記憶するのが1セット。続けて、同様のことを3セット行う。

　つまり、合計16枚のイラストを約4分間で記憶し、「16枚のイラストには何が描かれていたかを解答しなさい」という出題内容だ。

　75歳以上の高齢者が全問正解するのは難しい。何の準備もせずに「認知機能検査」を突破（合格）するのは至難の業といっていい。

　では、どうすれば合格できるのか!?　「日頃からの脳活しかない」。こう断言してもいい。すぐ入手しやすい「脳活ドリル」が多数掲載されている本が一番手っ取り早い、強力な相棒となるはずだ！

■驚きの事実。実は「30代から脳の萎縮（老化）が始まっている!!」

　前項で「脳活ドリル」が登場したが、上で取りあげているのがその一例。「数字当て」というもので、例えば2番。「クルマが6で、自転車が8。では、船に当てはまる数字は？」という出題。

　高齢者の脳活になるが、ご家族や仲間同士でやっても盛り上がるので、ぜひみんなでチャレンジしてほしい！（※画像ギャラリーにも「脳活ドリル」を多数ご紹介！）

「脳活」。つまり脳を活性化させることは、脳の老化を食い止めることにつながる。驚くべき話だが、実は30代から脳の萎縮（老化）は始まっているのです！

　その脳の萎縮（老化）。60～70代になると進行は加速するが、「高齢者こそ、脳を鍛える暮らし方をすれば、脳の老化を食い止められます」と語るのは、脳神経内科専門医・塚本 浩先生だ。

　現在、東京医科大学で脳神経疾患の専門診療に携わりながら、認知症の早期発見や予防研究も行っている脳の専門医。

　塚本 浩先生が総合監修する『脳活ドリル』本のなかに、高齢者向けの「脳を鍛える暮らし方」が4つ掲載されている。抜粋して紹介しよう。

【画像ギャラリー】免許更新[特別ルール]合格に向けての[脳活ドリル]を公開!!（13枚）画像ギャラリー

記事リンク

前の記事

今知っておきたい[75歳からの壁 合格]　運転する人にやってくる[免許更新 特別ルール]の正体とは？

次の記事

免許更新の際に誰もがぶち当たる[特別なルール]　[75歳からの壁 合格]の相棒はすぐそこに

次ページは : ■「苦手な人といる時のほうが、脳は鍛えられます」（脳専門医・塚本 浩先生）