【RAV4 PHV、レクサスLC…】海外でベールを脱いだ魅惑の日本車 4選

【RAV4 PHV、レクサスLC…】海外でベールを脱いだ魅惑の日本車 4選

“日本では見られない日本車”が、海外のモーターショーで続々公開!! 海外でベールを脱いだ国産車は、2020年内に日本導入されるモデルも!!

 国内の自動車ショーといえば、「東京オートサロン」が年初の1月第2週目に開催されるのが通例。また、「東京モーターショー」は2年に1度開催される日本最大のイベントだ。こうしたショーでは、さまざまな市販前提車が初公開される。

 一方で、近年では海外のモーターショーで“日本では見られない新しい日本車”が初公開されるケースも珍しくない。多くは海外専売の日本車となるが、その後、日本に導入されるモデルもあるのが面白いところだ。

 本稿では、2019年11月22日から12月1日まで米国で開催された「ロサンゼルスモーターショー」に出展された4台の日本車をピックアップ。うち2台は2020年の日本導入が正式に発表されている。

文:編集部
写真:MAZDA、LEXUS、NISSAN、TOYOTA
ベストカー 2020年1月10日号

【画像ギャラリー】日本のシルフィとは全然違う!! 日産 新型セントラ&シルフィは超スポーティ!!!


ついにスポーツモデル誕生!! マツダ3 TCR仕様

マツダ3 TCR仕様。350psのエンジンに、6速シーケンシャルを搭載。大型リアウイングが迫力大のレーシング仕様

 マツダ3をTCR規格に適合させたレーシングカーが出展された。

 TCRは国際ツーリングカーレースで、現在世界各地で36のレースが開催されている。このマツダ3 TCR仕様は、米国のロングロードレーシングとマツダモータースポーツが共同で開発したもの。

 直4ガソリンエンジンはターボが装着され最高出力350ps、最大トルク50kgmを発揮する。2020年中にTCRに参戦するプライベーターに向けて販売する計画。

◆日本導入確率/20%

待望のオープンは日本導入決定!! レクサス LCコンバーチブル

レクサス LC500コンバーチブル。コンセプトモデルは2019年のデトロイトショーに出展されていたが、いよいよ量産モデルが公開され、日本導入も決まった

 正式に発表されたレクサス LCのコンバーチブル。日本への投入は2020年夏と正式にアナウンスされた。

 ソフトトップを採用し、このトップは50㎞/h以下ならば走行中も開閉可能。コンバーチブル専用のボディ設計により高い剛性と流麗なスタイルを両立。

 ボディサイズは全長4760mm、全幅1920mm、全高1350mm。エンジンは(LC500と同様の)V8、5L・NAを搭載する。

 LC500の同一仕様であれば、最高出力477ps/7100rpm、最大トルク55.1kgm/4800rpmを発揮する、現代では稀有な大排気量オープンスポーツが誕生することとなる。

◆日本導入確率/100%(発売決定)、発売時期:2020年6月(予想)

“北米のシルフィ”日産 セントラ

新型セントラ(2020年仕様)。セントラは、サニーの北米版として誕生した歴史を持ち、今ではシルフィと共通のモデルとなっている

 LAショーで発表された新型セントラは、従来型より50mm低く50mmワイドなスポーツセダンルック。ボディサイズは全長が4641mm、全幅は1815mm、全高は1450mm。

 セントラは、シルフィの姉妹車にあたる日産の小型セダンで、中国では日本と同じくシルフィの車名で販売。2019年4月の上海モーターショーで同一モデルの新型シルフィもすでに公開されている。

 日本国内ではラティオが2016年に生産終了、ティアナも2019年末で生産が終了し、在庫販売のみという日産の国内セダンラインナップ構成を考えると、この新型シルフィが日本に導入される可能性は低くない。 

 名門セダン「ブルーバード」の系譜をひく新型シルフィの日本導入に期待したい。

◆日本導入確率/70%、発売時期:未定

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