クラウンのCMで使われた「いつかはクラウン」の名作コピー。クルマ好きたるもの「いつかは○○」の夢は忘れたくないものだが、「いつかはGT-R！」と言うと叶う気がまったくしない。伊達軍曹どの、夢を叶える方法教えてください!!
※本稿は2025年6月のものです
文：伊達軍曹／写真：日産、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2025年7月10日号
ハコスカやR34のGT-Rは今や「見果てぬ夢」になった
15年ほど前の『カーセンサー』を引っ張り出してみると、R34型スカイラインGT-Rの中古車が300万円くらいで掲載されていることに驚愕するが、言われてみれば昔はそんなモノだった。それが今では最安でも約1500万円、高いモノだと3000万円以上にはなってしまった。
ハコスカGT-Rにしても、ひと昔前なら数百万円でイケたはずだが、直近では3000万円、4000万円が当たり前の世界に……。
R32とR33、そしてR35のGT-Rに狙いを絞れば「夢の実現」は可能！
「いつかはGT-R！」と考える場合、第2世代ならR34、第1世代であればハコスカを夢見る場合が多いと思われるが、今の時代、そこはもうスパッとあきらめるしか手はない。そしてあきらめたうえで「その他のGT-R」に目を向けてみれば、“いつか”はけっこう早い時期に訪れる可能性があることに気づく。
もちろんそれでも決して安い買い物ではないのだが、R32とR33であれば総額700万円前後が安値物件の目安であり、R35で行くなら総額800万円前後が、同じく安値物件の目安。
今乗っている何らかのクルマを100万円ほどで売却し、銀行で眠っているお金から200万円ほどを引っ張り出したうえで頭金とすれば、ローン対象額は400万～500万円ほど。やってやれない金額ではないはずだ！
伊達軍曹が考える「GT-R購入のための家族説得術」
700万円級の出費は当然デカいが、「絶対に不可能」ではないはず。問題になるのは出費額そのものではなく、「家族が乗れない（乗りたくない）クルマにそんな大金を出す」ということに対する配偶者の理解だ。
普通に生きているだけでは絶対に反対されるので、今のうちから善行を積み、説得しやすい状況を作っておきたい。
コメント
コメントの使い方さっき900万くらいのBNR32が出てた。5万しか乗ってないのにシフトノブが剥げてるし、ライトスイッチの印刷も剥げてる。何オーナー経てきたのか判らないから、もしかしたら底値で買われ雑に扱われた後、見た目だけ直した(下手するとメーターも巻き戻した)個体に思えた。目利きじゃないとボロを掴まされそうですね
買えば済む問題ではなく。私は老朽化でタービンブロー不動車の32をもう5年間直す機会を狙ってますが、エンジン換装とか諸々で500万以上。更に高額なニスモ以外で手頃価格で直せる店ほぼなく。維持費かかるし壊れたら直すのに探す手間とカネかかるし。部品確保も苦労します。ニスモヘリテージパーツは昔の10倍以上の価格。その間にボディサビ進行やゴム部品劣化でまた金。果てしない泥沼に陥ります。それが好きならどうぞｗ
R32と34に乗っていました。今の中古車価格は異常ですね。余計なお世話ですが、価格の安いやつは絶対に何かあると思って間違いないので手を出さない方が賢明です。とにかく素人では現物見たって何もわかりません。くれぐれも店のセールストークに乗ってしまわないように。あとR34のVスペックは乗り心地も考える人には向いていません。デートに使うと嫌われます（笑）