クルマを走らせていると、前を走るスクーターの後ろに白い三角形のマークを見かけることがある。さらにフロントフェンダー先端にも白い帯が入っている車種もある。あれって何のため? はがしたらマズいの? そんな素朴な疑問に答えてみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=godfather@Adobestock)、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】フロントフェンダーの先に付いてる白い帯はこれ!(5枚)画像ギャラリー原付一種と二種を見分けるためのマーク!
50cc以下の原付一種と、50cc超〜125ccまでの原付二種。この2つは見た目がそっくりなモデルが多い。例えばホンダ「スーパーカブ50(すでに生産終了)」と「スーパーカブ110」は全長1860mm、全高1040mmとサイズがほぼ同じ。ぱっと見では区別がつきにくい。
ところが交通ルール上は大きな差がある。原付一種は最高速度が30km/hに制限され、交差点では二段階右折が義務づけられている。二人乗りも禁止だ。
対して原付二種は最高速度60km/hで、二段階右折は不要、さらに条件を満たせば二人乗りも可能だ。こうした違いを現場で見極めやすくするため、メーカーが自主的に貼り付けたのがリアフェンダーの三角ステッカーやフロントの帯マークというわけだ。
はがしても違反ではないが要注意
ではあの三角マーク、「はがすと違反?」というと、答えは基本的に「ノー」。法律で義務づけられているわけではなく、あくまでメーカーの自主的な取り組みだからだ。
ただし、もしマークを外した原付二種が30km/h以上で走ったり、二段階右折をせずに右折した場合、警察に「あー原付一種かも!!」と誤解されて無駄な停止を求められることもある。止められるたびに説明するのはライダーにとって面倒だろう。
結局のところ、見た目が気に入らない人以外はそのままにしておいた方がトラブルは少ない。ちなみに三角や帯のステッカーは、ネットなどで購入することも可能だ。
三角や白帯はライダーに課せられた“おまじない”ではなく、円滑な交通のためのちょっとした気配りなのだ。







コメント
コメントの使い方三角マークは原付2種免許取得で2人乗りが可能ですよのマークです。50ccで貼ると違反になる。50ccの反射板で使われる事もある