モルテンといえばバスケットやバレーボールの競技球で知られるスポーツ用品メーカー。そのモルテンが実はモータースポーツでも活躍しているというのだ。そもそもモルテンってどんな会社なの? いったいクルマでなにをやってるのよ!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:モルテン
【画像ギャラリー】モルテンの隠れた活躍を見て!(5枚)画像ギャラリー広島発モルテンとマツダ、必然とも言える関係
モルテンは広島市に本社を構える企業で、競技用ボールの印象が強い一方、自動車部品事業も長年手がけてきた。広島といえばマツダのお膝元。その地に根を張るモルテンが、マツダ車と深い縁を持つのはごく自然な流れだろう。
2025年10月25〜26日に岡山国際サーキットで行われたスーパー耐久シリーズ第6戦では、ST-5Rクラス(1500cc未満の後輪駆動車両)で優勝し、シリーズチャンピオンを獲得した村上モータースMAZDAロードスターに部品を提供した。モルテンはモータースポーツを広告目的ではなく、実使用条件に近い負荷がかかる技術検証の場と明確に位置づけている。
耐久レースで鍛え、量産車へと生かす
提供されたのはエンジンマウント強化用ラバーシートとスタビライザーブッシュ。前者はエンジンの動きを抑制し、コーナリング時の安定性や変速操作性の向上に寄与する。後者はスタビライザーバーを介して車両安定性を高める重要部品だ。
長時間走行や天候変化が当たり前のスーパー耐久で得られる挙動データや使用実績は、耐久性や信頼性評価に活用され、製品仕様の最適化や品質向上へとフィードバックされる。
“Fun and Functional”を掲げるモルテンは、モータースポーツで培った技術と知見を生かし、クルマの基本性能を支える価値ある機能部品を今後も磨き続けていくのである!
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