日本には日常使いに便利なミニバンやSUV、コンパクトカーが数多く存在する。しかし近年、ピックアップトラックの人気が急上昇中だ。三菱が発売したトライトンには多数の注文が殺到し、トヨタ・ハイラックスも年間1万台以上を販売した年もある。今やその立ち位置は大きく変化しているようだ。その人気の秘密に迫ってみよう。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ・三菱
【画像ギャラリー】ピックアップトラックがカッコいい!! 国産車なのにド迫力のハイラックスとトライトンをギャラリーでチェック(22枚)画像ギャラリー実用性を兼ね備えた新時代のピックアップトラック
現在のピックアップトラックは「乗用車と商用車の長所を併せ持つ実用的な車」として評価されている。以前はアメリカンな雰囲気を求めて選ぶ人が多かったが、今は実用車として選ばれているのだ。
ハイラックスやトライトンのようなダブルキャブモデルの後部座席は、ファミリーユースにも十分対応できる。「座席の質が悪い」というのは過去のイメージで、実際に乗ってみると納得の仕上がり。ミドル~大型SUVよりも自由度が高く、明確な目的意識を持てる上、ステータス性も備えている。これが現代のピックアップトラックの魅力だ。
ミニバンやSUVでは実現できない特別な生活
ピックアップトラックの最大の魅力は、アウトドアライフでの実用性にある。一般的な乗用車では積めないものでも、気兼ねなく荷台に放り込める。
この積載性の高さは、日常生活も変えていくだろう。DIYやガーデニングの際、資材や土・プランターなどを、汚れを気にせず積み込める。家具を購入したら、その場で積んで持ち帰りもすぐに設置可能だ。配送を待つ生活とは価値観が大きく変わるだろう。
キャノピーを装着すれば雨に濡れない大きな荷室になり、開放的な荷台で移動販売を楽しむこともできる。都市型乗用車よりも用途が広がり、「走る・人を運ぶ」以外の大きな可能性を感じられる点が、今ピックアップトラックが選ばれる理由だ。
【画像ギャラリー】ピックアップトラックがカッコいい!! 国産車なのにド迫力のハイラックスとトライトンをギャラリーでチェック(22枚)画像ギャラリー全長の長さがネック? でも克服できれば最高の選択肢
人が快適に乗れて大量の荷物も積めるということは、車体が大きいことを意味する。ここが購入時の最大の注意点だ。
特に全長の長さには注意が必要だ。ハイラックスは5340mm、トライトンは5360mmと、アルファード(4995mm)やレクサスLS(5235mm)よりも長い。運転に慎重さが求められ、保管場所の確保も課題となる。都市部では車庫証明取得に苦労するケースも多いだろう。
また、車検が毎年やってくるという点にも注意したい。車検費用については、車検の回数が多いので、手数料等が乗用車よりも高くなってしまうことがあるが、税金が低く抑えられるため、数万円ほど1ナンバーのハイラックスやトライトンの方が安く済む。しかし、毎年車検のためにクルマを預ける期間が出てきしまうというのは、煩わしさを感じる部分かもしれない。
ただし、この点をクリアできれば都市部の人にもおすすめできる。大都市圏は公共交通機関が発達しているため、普段の足として車を使う機会は少ない。レジャーメインでマイカーを使うなら、これほど楽しく頼りになる車は他にない。
令和の今、ピックアップトラックはトラック機能を持つ普通の乗用車だ。実際に乗れば、商用車的なチープな印象は消える。ハイラックスやトライトンは、本格クロスカントリーSUVの進化形とも言える存在なのだ。
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