フジエクスプレスで臨時運転士として乗務する記者のバス運転士日誌は、運転士の休み時間について紹介する。要するに休憩時間だ。路線により休憩時間に特徴やパターンがあるので、記者が実際に経験した休憩時間について紹介する。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■路線バスの休憩
事業者により休憩の仕方や考え方は異なるので、あくまでもフジエクスプレスの場合であるとあらかじめお断りしておく。路線バスの場合は、営業所に戻る休憩もあるにはあるが、ほとんどは運転士交代の中継地点での休憩である。1回の休憩が30分の場合もあれば1時間を超えることもある。路線バスの場合はパターンダイヤになっているので、休憩時間によりパターンの中を渡り歩く感じになる。
記者が担当する芝浦港南ルートの場合は、以前にも紹介したが田町駅東口でバスを交代運転士に引き渡し、受け取る。路線としては竹芝桟橋入口方面行きと、品川駅港南口方面行きの2方向が同じバス停に停車するが、交代は必ず竹芝桟橋入口から品川駅港南口方面行きか、品川駅方面から来た田町駅止めで折り返す便のどちらかのパターンで行う。
その間が休憩時間になるわけだが、まったく同じパターンのダイヤで受け取る場合もあれば、異なる時分のパターンで受け取る場合もある。それは仕業によるので、その日の担当ダイヤ次第だ。路線ごとに休憩所が設けられ、行くかどうかは運転士の任意だが、いつでも利用できるようになっている。短時間の仮眠も可能なようになっている。
■シャトルバスの休憩
一方で、シャトルバスの場合は1往復の時間が短いことから、周回数が多いくなるもののこちらも運転士が交代する場面で休憩である。芝浦周辺のシャトルバスは特に休憩所は設けられていないが、新宿では営業所と離れていることから休憩所が設置されている。
芝浦周辺のシャトルバスであれば同じ車両に乗り続けて車両ごと営業所に戻る仕業もあるし、次の運転士に車両を引き渡し、次に受け取るまでが休憩という路線バスと同じパターンもある。
■休憩時間の過ごし方
休憩時間の過ごし方は運転士の自由で、休憩所で仮眠をとったり事前に用意した食事をとったり、飲食店に行ったりとそれぞれだ。記者の場合は例えば田町駅東口で交代する場合、1時間以上ある正午の最も近い休憩時間に昼食を取ることが多い。
そのほかは休憩時間はトイレや喫煙所に行ったり、線路わきからスマホで撮り鉄をしたり、駅前ロータリーで撮りバスをしたりと、好きなように過ごしている。タクシーの運転手が行く飲食店は美味しいというが、それは概ね正しいと思う。
トラック運転手の場合も同様だろうが、大型トラックを停める場所が限られているのでタクシー運転手ほどの自由度は低いだろう。バスの運転士はどうなのかというと、休憩場所が指定されているところからかなり限定的な昼食場所になる。
ただし教習の際に指導してくれた経験豊富な運転士が色々なところに連れて行ってくれたので、そういう情報と自分の舌で確かめた飲食店に行くことが多い。どこでどんなものを食べているのかを紹介する。中には周辺のグルメスポットを休憩時間に巡る猛者もいるのだから、やはり人それぞれだ。








