NSX・GT-R・ロードスター……人生を変えた名車とは? 編集部歴38年のベテランが選ぶ衝撃的だったクルマ

NSX・GT-R・ロードスター……人生を変えた名車とは? 編集部歴38年のベテランが選ぶ衝撃的だったクルマ

 内輪の話で大変恐縮ではあるが、このたび、ベストカーの飯干俊作、梅木智晴、両名が定年を迎えた。ここでは、ベストカーと共に青春を過ごし、ベストカーと共に成長してきた二人の今までとこれからに、しばしお付き合いください。

※本稿は2026年1月のものです
文:飯干俊作、梅木智晴、ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年2月26日号

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ベストカーと共に走り続けた男たち

このたび定年を迎えた飯干俊作(左)と梅木智晴(右)。入社当時からずいぶん年齢は重ねたが、「クルマが好き」というのは変わらない60歳児ふたりだ
このたび定年を迎えた飯干俊作(左)と梅木智晴(右)。入社当時からずいぶん年齢は重ねたが、「クルマが好き」というのは変わらない60歳児ふたりだ

 この度、晴れて定年を迎えたふたり。長年にわたってベストカーの誌面づくりを支えてきたふたり。クルマと真摯に向き合い続け、時には時代を先取りし、時には編集部内をザワつかせてきたその編集人生を、あらためて振り返っていただく。

 思い出深いクルマや、「これは本当によかった」「正直、あれはない」といった印象深い企画やロケ先での出来事を選出。面白企画の舞台裏や、当時のベストカー編集部の様子や時代背景など、今だからこそ語ることのできる本音トークを交えながら、誌面では語れなかった数々のエピソードを深掘りしていく。

【飯干編】思い出に残るベストなクルマ3台

初代ホンダ NSX
初代ホンダ NSX

 最初は初代ホンダ NSX。V6、3L・VTECエンジンがとにかく凄かった。パワー、荒々しいけど澄んだフィールと音、私にとっての最高のエンジンで、登場から30年以上経った今も、これを超えるエンジンは経験していない。

日産 GT-R(R35)
日産 GT-R(R35)

 次は日産 GT-R(R35)。登場直後のN1レースマシンのような荒々しさから、どんどん上質になった後半モデルまで、タイプは違えど底知れぬ実力は、まさに世界に誇る日本のスーパーカー。単純に、めちゃくちゃ速いことに圧倒されました。

初代マツダ ロードスター
初代マツダ ロードスター

 最後は初代マツダ ロードスター。今思えばユルいボディでエンジンもたいしたことなかったが、本当に「人馬一体」の感覚を味わえた。クルマ全体が「たいしたことない」のがよかったんだと思う。今の技術でこういうクルマ作れないもんですかね。

【飯干編】思い出に残る時効話

 某評論家の方の筑波サーキットテストでラップタイムを測りそこねたので、前の周のタイムとそんなに変わらんだろうと0.15秒ほど足して申告したら「走り方を大きく変えたのにタイムはほとんど同じか!」と驚いたことにこっちが驚いた。

 走り方を変えるなんて思わないじゃん! あれ、本当のタイムはいくつだったんだろう?

【飯干編】思い出に残る出会い

 藤岡弘、さん。途上国の山奥に潜む部族とのエピソードを静かに、3時間くらい聞かせてくれました。レクサス LSに乗ってもらって感想を聞く取材でしたが、「目力で相手の信頼を得る」「偽りの感情は相手に届かない」などの話しか覚えていません。

【飯干編】思い出に残る企画や出来事トップ3

●1987年の新型プレリュード(3代目)谷田部テスト

当時アルバイトとして入社したばかりの飯干は3代目プレリュードの谷田部テストに参加。思い出深い初の谷田部だ
当時アルバイトとして入社したばかりの飯干は3代目プレリュードの谷田部テストに参加。思い出深い初の谷田部だ

 ベストカーでアルバイトを始めた直後に参加した、生まれて初めての谷田部テスト。そりゃもう、すべてが衝撃的でしたよ。

●2024年メディア対抗ロードスターレースでの優勝

周囲も驚いたが当人たちが一番驚いた!
周囲も驚いたが当人たちが一番驚いた!

 それまで5位が最高位だったのに、世界一続いているワンメイクレースとしてギネスに認定された年に初優勝したので、ギネスの記録にも残っちゃった。編集部からは私と梅木が参戦。

 勝因はプロ&プロ級ドライバーほか3人の活躍だけど、私たちがヘマしなかったのも確かに大きかったですね。

●徳大寺有恒さんとの初対面

クルマだけでなく人との出会いも編集者の醍醐味
クルマだけでなく人との出会いも編集者の醍醐味

 当時徳さんは40代後半で、凄まじい貫禄&オーラでした。自分の年齢の頃と比べたら、殿様(徳さん)と小動物(私)くらいの差がありますわな。

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次ページは : 【飯干編】ベストカー若手編集部員から飯干への質問

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