いまやクルマの平均車齢は9.44年!! 10年10万kmはまだまだ通過点!!! 20年20万km以上長持ちさせる”とっておき”の秘訣とは

いまやクルマの平均車齢は9.44年!! 10年10万kmはまだまだ通過点!!! 20年20万km以上長持ちさせる”とっておき”の秘訣とは

 かつてクルマは10年10万kmがクルマの寿命といわれてきた。人間の平均寿命にあたるクルマの平均車齢は、2025年3月末現在で、平均車齢は9.44年と前年に比べ0.10年延び、33年連続して高齢化するとともに31年連続で過去最高齢となりました。ここまで平均車齢が伸びたのは、なかなか新車が買えないため、なんとか長持ちさせている状況なのでしょうか。ということで、新車で購入してから10万、20万kmと長くつきあっていくために最低限、注意すべき点を紹介。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、Adobe Stock

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長く乗るのが“当たり前”の時代に突入

2016年に登場したインプレッサも10年が経つ。もちろんまだまだ乗れる
2016年に登場したインプレッサも10年が経つ。もちろんまだまだ乗れる

 物価高、手取り減、税負担増…。新車を気軽に買える時代ではなくなってきた昨今、カーライフにおける価値観も大きく変わりつつあります。「1台を大切に長く乗る」。これは節約という観点だけでなく、クルマを愛する者にとってもごく自然な選択肢。

2025年3月末現在の乗用車保有台数(軽自動車を除く)3868万275台の平均車齢は9.44年で、前年に比べ0.10年延びた。自動車の長期使用化がさらに進み、33 年連続で高齢化するとともに、31年連続で最高齢を更新しました。

 なお、10年前の2015年に比べて1.15年延びています。 車種別にみると、普通乗用車は8.72年で、同0.03年高齢化しました。1994年以降、一時的に若返りがみられた平2010年、2014年を除き高齢化の傾向が続いています。小型乗用車は10.34年で、同0.24年高齢化しました。

 国産車の基本設計はかつて10万kmが目安とされていましたが、今や20万km、30万km以上走るユーザーも珍しくありません。では、どのような心構えと手入れが必要なのかを具体的に紹介していきましょう。

エンジンオイルと冷却水は命綱。こまめな交換が寿命を決める

エンジンオイルの汚れをしっかりチェックしたい(NorGal@Adobe Stock)
エンジンオイルの汚れをしっかりチェックしたい(NorGal@Adobe Stock)

 エンジンオイルは「エンジンの血液」と呼ばれるほど重要な要素です。交換を怠れば、スラッジ(汚れ)が溜まり潤滑不良を起こし、エンジンの摩耗や焼き付きのリスクが跳ね上がります。

 推奨される交換時期は「5000kmまたは半年ごと」が一般的ですが、20万km超えを狙うなら3000〜4000kmごとの早めの交換が理想です。また、冷却水(LLC)も劣化すれば冷却性能が落ち、オーバーヒートを招きます。これも2〜3年ごとの交換を意識したいところです。

 ハイブリッド車やディーゼル車では、専用オイルの使用も重要です。必ずメーカー指定のグレード・粘度を守ることが長寿命の第一歩です。特に酷暑日には注意が必要です。夏は渋滞ノロノロ運転をなるべく避けエンジンオイルの劣化と冷却水をチェックしてほうがいいでしょう。

 エンジンオイル/エンジンの温度がただでさえ高まりがちな日本の夏。温暖化の進行のせいで、気温が30度以上を真夏日、35度以上を猛暑日、40度以上を酷暑日と呼ばれ、クルマにとっても人間にとっても苛酷な日がひと昔より増えています。

 暑さのなか、渋滞のノロノロ運転という状況はオイルへの負担が確実に増す。酷暑日に渋滞やストップ&ゴーの多い街中での走行の場合、エンジン内部で水蒸気が起き、その水蒸気は油温が上がらないと蒸発せずにエンジン内部に残るため、エンジンオイルの劣化を早めることになります。

 こうしたシビアコンディションの場合、エンジンオイルの交換サイクルは、通常が1年または1万kmの場合、半年または5000kmとなるのだ。つまり、通常の半分の期間、走行距離で交換必須となります。

 冷却水/性能向上が著しい近年のクルマはオーバーヒートを起こし難くなっています。しかも、8年間交換不要の超・長寿命なスーパーLLCの普及によって冷却水もメンテナンスフリー化しつつあります。

 初年度登録から7年以上経過しているクルマなら、出かける前にはクーラントの量と色、濁りなどをチェックすることも防衛策。渋滞中も時々は水温計や警告灯などに異常がないか、メーターで確認すべきでしょう。冷却系のほったらかしもクルマの寿命を短くするNG行為です。

 普段から充電量が不足気味だったバッテリーに関しても、真夏の渋滞で発電量不足によってダウンしてしまう、というのが真夏のバッテリー上がりの大きな原因となっているので忘れないように注意してほしいですね。

■エンジンオイル推奨交換時期
●ガソリンNA車/1万5000kmまたは1年
●ガソリンターボ車/5000kmまたは6ヵ月
●NA軽自動車/1万Kmまたは6ヵ月
●ターボ軽自動車/5000kmまたは6ヵ月

■シビアコンディションの場合
●ガソリンNA/7500km、または6ヵ月
●ガソリンターボ車/2500km、または3ヵ月
●NA軽自動車/5000kmまたは3ヵ月
●ターボ軽自動車/2500kmまたは3ヵ月

次ページは : ゴム・樹脂類の劣化に要注意。ブッシュ、ホース、ベルトを点検

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