ミキサー車のトップメーカー、カヤバが「電動駆動式コンクリートミキサー車」のコンセプトモデルを発表した。EVトラックに対応する電動ミキサー車は日本初ということで注目だ。気になる仕組みと特徴を解説!
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/カヤバ
EVトラックに開発中の電動化ミキサシステムを搭載
今回カヤバが発表したのは、同社が開発中の「電動化ミキサシステム」をEVトラックに搭載した「電動駆動式コンクリートミキサー車」のコンセプトモデルだ。
同社によると、EVトラックに対応した電動駆動式コンクリートミキサー車は日本初という。
開発中の電動化ミキサシステムは、従来のディーゼル車ベースのミキサー車でドラムを駆動する際に必要としていたPTO(パワーテイクオフ=動力取り出し装置)を使わず、EVトラックの高電圧バッテリーに蓄えられた電気で架装物を駆動させるのが特徴。
これにより走行〜生コン投入〜撹拌〜排出のすべてのフル電動化することが可能となり、運用時のCO2排出量ゼロを実現する。
PTOを使わず、電動モータ、インバータ、専用ECUでドラムを制御しているため、従来のディーゼル車ベースのミキサー車と比べて騒音も少ない。
しかも駆動部が油圧(モータ、ポンプ、タンクなど)から電動(モータ、インバータ)に変わったことで軽量化も実現(数値は非公開)しているほか、ドラム駆動部の電動化により現行ミキサ車と比べ油量も約87%削減している(残り13%は減速機の作動油となる)。
今回発表されたコンセプトモデルは三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」の2020年販売モデルがベース。ミキサ装置は混合容量1.2立方メートルの「MR12」を組み合わせる。
なお同車両は2026年5月14日〜16日にパシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2026」に出品される予定。ブース番号はF-03(1階エントランス近く)なので、来場時はお見逃しなく!
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