【地震発生】運転中に地震が来たらまず安全に停車を!! 津波警報/注意報があった場合は速やかに高台へ避難せよ

【地震発生】運転中に地震が来たらまず安全に停車を!! 津波警報/注意報があった場合は速やかに高台へ避難せよ

 2026年4月20日16時53分、青森を震源とする震度5を超える地震が発生した。余震の心配もあるが、運転中に地震が来た際はどのようにすべきか。災害へ備えた運転術をお届けしたい。

文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トップ画像:kanpisut@Adobestock)、警視庁

【画像ギャラリー】落ち着いて命を守る行動を!! 津波警報はすぐに高台へ避難を(5枚)画像ギャラリー

安全に減速&停車!でも避けるべき「3つの”急”」

クルマを運転していると地震に気づきにくいが、国土交通省の発表では、震度4で気付くレベルとなり、震度5では運転が困難になるとされている(apoptosis@Adobestock)
クルマを運転していると地震に気づきにくいが、国土交通省の発表では、震度4で気付くレベルとなり、震度5では運転が困難になるとされている(apoptosis@Adobestock)

 揺れを感じた瞬間、まず大事なのは「慌てないこと」。大きな揺れで車体が左右に振られても、思わず急ブレーキを踏み込むのはNGです。後続車に追突される危険があります。

 ここで思い出してほしいのが交通教則にある「3つの急」―急ブレーキ・急ハンドル・急発進を避ける、という基本ルールです。

 ポイントは徐々に速度を落とし、周囲を確認しながら道路の左端か路肩、もしくは駐車スペースに寄せて停車すること。高速道路では非常駐車帯、一般道なら安全な広い場所が理想です。交差点やトンネル出口付近など事故が起こりやすい場所では止まらないよう注意しましょう。

 停車したらハザードランプを点灯して、自車の存在を後続車に知らせます。特に大型車が近くにいるときは車間をしっかり取って追突防止を。揺れが強くてハンドル操作が難しいときも、慌てずハンドルをまっすぐ保ち、急な操作は避けながらコントロールするのが鉄則です。

 初動の冷静さが、自分も同乗者も、そして周囲の安全も守る第一歩になります。

車内での情報収集&状況確認が生死を分ける

緊急時は何より情報が大切になる。安全な場所にクルマを止めて、ラジオなどをチェックしてほしい(lifepic@Adobestock)
緊急時は何より情報が大切になる。安全な場所にクルマを止めて、ラジオなどをチェックしてほしい(lifepic@Adobestock)

 安全に停車できたら、次は「すぐに車外に出ない」こと。強い余震や落下物の危険があるため、揺れが完全に収まるまではシートベルトを締めたまま車内で待機しましょう。サイドブレーキを引いてクルマが動かない状態を確認しておくのも忘れずに。

 揺れが落ち着いたら、車載ラジオやスマホ、防災アプリで地震の規模、震源、津波警報、道路状況をチェック。特に沿岸部では津波の可能性などもありこの情報が今後の行動を大きく左右します。通信が不安定なときでも、ラジオは頼りになる情報源です。

 徒歩で避難が必要になった時は、一部の道路では国や警察が定めるルールがあります。クルマは道路外に移動し、エンジンを停止、キーを残し、ドアはロックせず、氏名・連絡先を書いたメモを車内に置く。盗難が心配なら車検証だけ持ち出しておくと安心だ。

東京都では緊急自動車等を円滑に通すための交通規制がかかる。ここに示された幹線道路は緊急車両専用となり、環状七号線内側方向へ流入する車両の通行は禁止となる(警視庁資料より)
東京都では緊急自動車等を円滑に通すための交通規制がかかる。ここに示された幹線道路は緊急車両専用となり、環状七号線内側方向へ流入する車両の通行は禁止となる(警視庁資料より)

 都市部では駐車場所が見つからないこともありますが、緊急車両の妨げにならないよう、できる限り左端に寄せるなど配慮を忘れずに。

 避難中は落下物や電線、ガラス片など二次被害も多いので注意が必要です。ヘルメットや防災頭巾が理想ですが、ない場合はカバンや服で頭を守りながら行動。スマホを操作しながら歩くのは危険! 周囲をよく見ながら避難しましょう。

高速道路や沿岸部では特別な判断が必要!

首都高速など狭い場所では、クルマを寄せる場所が少ないのだが、緊急車両の通行を妨げないために、できる限り車両を道路外もしくは左端に寄せたい(Tsubasa Mfg@Adobestock)
首都高速など狭い場所では、クルマを寄せる場所が少ないのだが、緊急車両の通行を妨げないために、できる限り車両を道路外もしくは左端に寄せたい(Tsubasa Mfg@Adobestock)

 高速道路や橋、トンネルといった特殊な場所では、判断力がさらに試されます。強い揺れでは路面やガードレールが損傷していることもあり、周囲のクルマも制御を失っているケースが多い。そんな時無理に走行を続けるのは危険極まりません。

 震度6以上の地震では、多くの場合、道路管理者が緊急通行止めや緊急車両優先規制をすぐ発令します。揺れが収まったら現場の指示に従い、安全な場所で待機するのが鉄則。規制がかかっていれば、クルマを道路外に退避させ徒歩で避難することも想定されます。

大地震発生時、首都高速などでは安全が確認されるまで長期通行止めが発生する(Nakano@Adobestock)
大地震発生時、首都高速などでは安全が確認されるまで長期通行止めが発生する(Nakano@Adobestock)

 首都高速など都市部の高架道路では、損傷確認が終わるまで長時間通行止めになることも。その際は徒歩で移動するルートが案内される場合が多いですが、ヘルメット代わりに服や帽子、カバンで頭を守る、靴を履き替えるなど安全対策をしっかり行いましょう。

 沿岸部ではさらに難しい判断が迫られます。警察庁は、津波から避難するやむを得ない場合を除き、クルマを使った避難を推奨していません。津波警報が出たら、渋滞している道路でクルマにとどまるのは命取り。もし空いている道路であれば行けるところまでクルマで急ぐなど、臨機応変に命を守る行動をとりましょう。クルマを置き、速やかに徒歩で高台を目指す決断が命を守ります。

 情報と現場の状況を冷静に見極める判断力が、ドライバーには求められるのです。

次ページは : いざという時のために覚えておきたいポイント

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