「若者のクルマ離れ」はどこ吹く風? 2026年4月25日(土)、奈良県の名阪スポーツランドで行われた「西日本大学自動車部新歓フェスタ」を取材して、素直にそう感じました。参加したのは関西や東海エリアの12大学に通う自動車部部員と予備軍を含む238人。多くの自動車部が新歓フェスタに参加する理由を取材しました。
文、写真:奥野大志
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【画像ギャラリー】今年も多くの大学生が入部!!「西日本」大学自動車部新歓フェスタレポート(9枚)画像ギャラリー4月は自動車部にとって特別な時期
大学自動車部にとって4月は新入生歓迎、いわゆる“新歓”の時期。部員たちは、一人でも多くの新入生に自動車部の存在を知ってもらい、入部を決めてもらおうとあの手この手を尽くします。その中のひとつが新歓フェスタへの参加で、入部を決めた、あるいは入部を検討している人を現地に連れてきて、先輩やOBが運転するクルマの助手席に乗せちゃおうというわけです。
単独もしくは少数で同じようなイベントをやろうと思ったらそりゃ大変。コースの予約からオフィシャルの用意、予算の確保など、忙しい学生にはまず無理でしょう。しかも、安全を担保するのはなかなかハードルが高い。新歓フェスタはそのような事情を知る、自動車部OBが企画したイベントで、自動車部にとって、渡りに船のようなイベントです。
キラーコンテンツとなった“横乗り”
前述の通り、本イベントでは大学の新入生が助手席に乗り込み、先輩たちの運転でジムカーナ走行やドリフト走行を体験するのですが、自動車部界ではこれを“横乗り”と呼びます。この横乗りこそが新歓フェスタの最重要コンテンツ。今回も長い乗車待ちの行列ができました。
横乗りを終えた直後の新入生たちはみな笑顔で、興奮冷めやらぬ状態。まるで遊園地の絶叫マシンから降りた直後のようです。横乗りを経験するとたいていの人は入部を決めるそうで、まさにキラーコンテンツ。横乗りは普段の街乗りでも可能ですが、公道でできることは限られています。クローズドコースで行われる新歓フェスタは、その点においてもありがたい存在なのです。
協賛企業と大学生のウィンウィンの関係
そんな新歓フェスタを支えているのが自動車関連企業を中心とした出展社たち。企業の協賛により、自動車部の学生は無料で参加することができます。ただ、出展社はテントを出すだけではありません。イベントの途中に「企業説明会」というコンテンツがあり、その企業の事業内容や待遇、仕事の魅力などを学生に直接伝えることができるのです。実際には大学単位でテントを移動しながら説明を聞くのですが、すべての大学がテントを訪問するように徹底されています。
出展企業のひとつ、アルパインにお話しを聞いたところ、以前取材した法政大学OBと再会するサプライズがありました。法大を卒業後、アルパインに入社したそうですが、アルパインの存在を知ったのもこの新歓フェスタがきっかけだったそう。今回は自社の魅力を伝える立場として参加しているわけで、現役からOB、OBから現役と、クルマ好きの若者が社会で活躍する好循環が生まれています。
関東の大学に負けない関西勢の熱を確認
実は本イベントの1週間前には富士スピードウェイで東日本大学自動車部新歓フェスタが行われ、大きな盛り上がりを見せました(別記事参照)。参加校、人数共に東日本の方が多かったものの、西日本の熱さもなかなかのものです。
なかでも近畿大学は30人以上の1年生を連れてきており、自動車部の人気がこれまで以上に高まっているとのこと。部車のGR86のカッコよさがその理由のひとつですが、たくさんの新入生がクルマに興味を持ってくれているのはうれしい限り。
少子化により子供の数が減っているのは間違いありませんが、クルマ好きの若者は増えているのでは? そう感じずにはいられないほど、会場のボルテージは上がりっぱなしでした。
【参加大学】
大阪経済大学
大阪工業大学
大阪公立大学
大阪商業大学
関西学院大学
京都産業大学
京都大学
近畿大学
神戸大学
同志社大学
名古屋工業大学
兵庫県立大学
【出展企業】
アルパイン
ウメトク
DIXCEL
TONE
TOYO TIRE
三井住友海上
レッキス工業
ヤマハモーターエンジニアリング
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