6月19日公開の『免許返納!?』に南条弘役として出演する舘ひろしさん。前号に続いて作品の見どころの他、ご自身のクルマ&免許のお話を伺いました。舘さんファン歴38年の担当も初めて伺うエピソードがありました!(ベストカー7月10日号からの転載です)
文・インタビュー/山本孟毅 写真/大坪尚人(講談社)
ヘアメイク/岩淵賀世 スタイリスト/中村抽里
舘さんおススメの見どころは?レパードにも乗る激レアなシーンも
―前回、コメディに関しては師匠と仰ぐ柴田恭兵さん(『あぶない刑事』でバディを組む)のような「キレのイイお芝居」を目指されていると伺いました。今作で舘さんご自身が思う「キレのイイお芝居」のシーンをぜひ教えてください!
舘ひろしさん(以下敬称略、舘) 好きだったのは、マネージャーの川奈舞(西野七瀬さん)が南条のフェラーリに貼り付けていた高齢者マークを放り投げるシーンですね。
―試写を拝見して、放り投げた後の舘さんの「まずい!」という表情が印象的でした
舘 放り投げたマークがミニパトに貼り付いて「しまった!」という(笑)。 これは台本になかったんです。その場の空気、アイディアで、マークを投げたらミニパトに貼り付くという場面になりました。
―今回の作品は、フェラーリ・328や舘さんおなじみのハーレーなど、いろんなクルマが出てきます。個人的な想いで恐縮ですが『あぶない刑事』ファンの自分としては、作中で運転をしない舘さんがレパードの運転席から出て来られるシーンは中でもすごく衝撃でした
舘 (驚いて)そお!?

―確か、テレビシリーズの『あぶない刑事』※でクルマの中で女性に事情聴取をするシーンが昔あって。そこで運転席に座ってらっしゃるシーンがあったんですけど。それ以外でレパードの運転席に舘さんがいらっしゃることはなかったと記憶しています。(※11話「奇襲」)
舘 (当時の様子を思い返しながら)はいはいはい(笑)、すごいね。
―今回の劇中車の選定は舘さんも携わっているのですか?
舘 僕は最初、本当はトヨタの2000GTを登場させたいと思ったんですよ。僕の年代的な憧れというか。
―そうでしたか!今だとかなり数も少ないですし、1億円以上しますね
舘 (発売されたのは)60年前くらいだったかな?手に入れる機会はなかったですけど、本当、今でもかっこいいもんね。(劇中車に関しては)いろんなクルマの候補をいただいたんですけども、フェラーリが象徴的で一番分かりやすかったですね。色も赤で。特に色が映える自然の中(福島の磐梯吾妻スカイライン)を走るシーンではクルマが良いお芝居をしてくれました。
―愛車はモーガン・プラスフォーを長く乗られていると前回(2024年公開の『帰ってきた あぶない刑事』)取材でお伺いしました
舘 もともと英国文化、英国車が好きだったんですが、その中でもモーガンが好きでしたね。現在所有しているのは2台目で、今はほとんど運転することはなくて、車庫に保管しています。
―運転そのものはいかがでしょうか?
舘 最近はほとんどないですね。妻のクルマをたまに運転するくらいです。
―今回の作品にちなんで免許のお話も伺わせてください。舘さんが運転免許を取得されたのはおいくつですか?
舘 そうですねえ、20代後半……27、28歳だったかな?オートバイの免許は先に日本で取っていたんですが、クルマに関してはアメリカで国際免許を取得していました。1年ごとの更新が必要だったのですが、レコーディングで行く折などで書き換えていました。
-海外で免許を取得されていたとは知りませんでした!取得されたきっかけはどのようなものですか?
舘 憧れていたモーガンに乗りたかったんです。その後、だいぶ前に日本の免許に切り替えましたが、当時はアメリカに行く機会も多かったんですよね。石原プロモーションでも毎年ハワイに行っていましたし。
-石原プロさんといえば、ご所属当時、舘さん専用の大きなバスを所有されていたと伺いました
舘 そうそうそう。当時は石原裕次郎さん、渡哲也さんがトイレ、シャワー、キッチン付きの専用バスを持っていらっしゃって。石原プロの小林正彦専務が「ひろし、お前にもバスを作ってやる」と。渡さんまでは既成のバスを改造していたんですけど、僕のはどういう訳かエンジンとフレーム以外はいちから設計する形で、自分の好きなように作らせてもらったんです。確か、当時の金額で4500万円くらいだったと思います。
―確か、そのバスは渡さんの車両よりも長いことがわかって急いで短くしたとか……
舘 そうなんです。でき上った渡さんのバスが僕のバスより1メートルぐらい短かった。これは並んだ時にまずいと。で、とにかくもうちょっと短くしようとなって、詰めたけど最終的に短くなったのは30cmぐらいだったかな(笑)。
―まだまだ色々なお話を伺いしたいのですが……「ベストカー」読者の方に向けて一言いただけますか。
舘 クルマに乗るのは楽しいですね!好きなクルマに乗れることの幸せっていうのは、やっぱりありますよね(しみじみと)。
―ありがとうございます!





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