軽スーパーハイトの絶対王者といえばN-BOX。そこへ新型ルークスが、広い室内と先進の視界支援を武器に真っ向勝負を挑む。価格は互角、燃費はN-BOX、室内長と見える安心感はルークス。果たして日産の新顔は王者に迫れるのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】軽自動車超えのルークス VS 全てをバランスよく備えたN-BOXの内外装を写真で徹底比較! (16枚)画像ギャラリー価格はほぼ互角!! 室内の長さではルークスがかなり強い
まず価格から見ると、勝負はかなり面白い。ルークスは最廉価のSが167万2000円、売れ筋になりそうなXが173万9100円。一方、標準系N-BOXのFFも173万9100円だ。つまりルークスXとN-BOXは、メーカー希望小売価格がまったく同じ。これは比較する側からすると実にわかりやすいガチンコ勝負だ。
ボディサイズは両車とも全長3395mm、全幅1475mmで軽規格いっぱい。全高はルークスが1785mm、N-BOXが1790mmと、N-BOXがわずかに高い。ただし室内長はルークスが2315mm、N-BOXが2125mmで、数値上はルークスが大きくリードする。室内幅はN-BOXが1350mm、ルークスが1335mmでN-BOXが15mm広いが、足元方向のゆとり感ではルークスが光る。
燃費はルークスXがWLTCモード21.0km/L、N-BOX FFが21.6km/L。ここはN-BOXが一歩先行だ。ただ、差は0.6km/L。毎日の使い方で逆転するほどではないが、燃費重視ならN-BOXのほうが気持ちよく選びやすい。
先進装備はルークスが攻める!! 王者N-BOXは完成度で受ける
装備面でのルークスの武器は、やはり「見える安心感」だ。インテリジェントアラウンドビューモニターに3Dビューやインビジブルフードビューを組み合わせ、狭い駐車場や見通しの悪い路地で頼れる仕立てになっている。軽スーパーハイトは背が高く、街乗りで死角が気になりやすい。そこを機能で潰しにきたのが新型ルークスのうまさだ。
一方のN-BOXも、Honda SENSING、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシートなど、日常で効く装備が強い。派手な新しさより、毎日乗って「やっぱりラクだな」と思わせる完成度の高さがN-BOXの怖さだ。
結論として、総合力と燃費、ブランドの安心感で選ぶならN-BOXはやはり強い。しかし、同価格のXで広い室内長と先進の視界支援を狙えるルークスもかなり魅力的。王者を倒した、とまでは言い切れないが、「N-BOX一択」と思っていた人を本気で迷わせる実力は十分。新型ルークス、これはなかなかの刺客だ。
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