角ばったボディに無骨な雰囲気。ランドクルーザー70と初代ランドクルーザープラドを見比べると「なんだか妙に似てない!?」と感じた人も多いはず。実はこの2台、ランドクルーザーの歴史をひも解くと意外なつながりが見えてくる! 今につながるランクル一族の知られざる関係を追ってみよう。
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ
【画像ギャラリー】た、たしかに似ている!! ランクル70と初代プラドを見比べてわかった衝撃事実がコレ(13枚)画像ギャラリーランドクルーザーの乗用ワゴンモデルとして派生したプラド
トヨタの新車ラインナップの中にはあるものの、以前として新車注文が再開されていないランドクルーザー70。このランクル70は1984年に登場したヘビーデューティー系のランドクルーザーが基となっているのだが、ライトデューティー系のランクルとして知られるプラドの初代モデルも同じようなスタイルを持っていることにお気付きだろうか?
もともと軍用車として生まれた車両を祖に持つランドクルーザーは、ガンガン使い倒されることが前提のヘビーデューティーモデルが基本となっていたが、1980年代に入るとクロスカントリーモデルにも乗用車化の波がやってくると、パジェロやビッグホーンといったライバル車も乗用車色の強い仕様を追加するようになった。
そこでトヨタも「ランドクルーザーワゴン」なるモデルを1985年10月にリリースするのだが、このベースとなったのがランドクルーザー70であった。
似ているのは当然だった!? 70とプラドの関係性
このランクルワゴン、見た目こそ70らしさを色濃く残していたが、足回りはリーフスプリングから四輪コイルスプリングに改められ、エンジンも4気筒のみをラインナップ。そして乗用モデルとなったことで後席の居住性も大幅に向上していた。
当初は2ドアのショートボディのみのラインナップとなっていたランクルワゴンだったが、ライバルがより使い勝手の良い4ドアをラインナップして人気を博していたことから、1990年4月に4ドアモデルを追加し、このタイミングで車名を「ランドクルーザープラド」に改めて初代プラドとなったのだ。
つまり、ヘビーデューティーモデルとして登場したランクル70をベースに、より快適性を高めたワゴンモデルとしたのが初代プラドということになり、車両型式はどちらも7#系となるので、似ているのも当然ということなのである。
なお、このあとのランドクルーザーは、ヘビーデューティーモデルは70系を継続しつつ、メインストリームのモデルは80系、100系とより高級な路線へと舵を切り、プラドはライトデューティモデルとしてハイラックスサーフ系とメカニズムを共有しながら進化をしていくことになる。
そしてプラドは2024年に販売を終了して実質的後継車種であるランクル250へバトンタッチするが、その祖となるランクル70は未だにヘビーデューティーモデルとしてラインナップされていることで、時空を歪めてしまっているのも興味深いところだ。
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