日進月歩で新たなテクノロジーが生まれる自動車業界。数年前の最新技術が現在では古い技術ということも起きうる世界だ。ここでは自動車のメカニズム関連の現在から「6つの疑問」を抽出し、それぞれをひとつずつ解決していこう。
※本稿は2026年8月のものです
文:国沢光宏、高根英幸/写真:ベストカー編集部、AdobeStock ほか
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
電動化で日本のエンジン開発は停滞してしまっている?
EVシフトが進む今、日本のエンジン開発は本当に止まりつつあるのか!?
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結論から書くと「Yes」。すでにトヨタを除き新規スポーツエンジン開発は行っていない。ブランニューの環境型エンジンも確認が取れているのはトヨタとマツダ、三菱のみ。そのほか、すべて現在のエンジンの改良型となる。
日本の自動車の歴史でエンジン開発の工数が現在ほど小さい規模だったことはない。そもそも今から新型エンジンを開発しても、使えるのは2035年くらいまで。投資効率悪いです。
ただ熱効率を向上させる技術開発についちゃ佳境を迎えていると思っていいだろう。中国が続々と50%近いPHEV用のエンジンを出そうとしている。ここで負けたら日本もいよいよ危ない。頑張ってほしいと思う。(国沢光宏)
自動運転レベル3は一般に普及できるのか?
新型車でも導入するのは自動運転レベル2++。レベル3の先行きは?
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レベル3の自動運転は運転の主権をクルマ側に委ねる本格的な自動運転だけど、システムが異常を検知したらドライバーが対応しなくてはいけない。ホンダがレジェンドに搭載して限定リース販売したけれど、その後メルセデスも最近やっと導入している。
レベル2++なんてハンズオフを実現しても、視線は前方の安全を監視し続けなくてはならないから、走行中にできることは限られている(編み物くらい?)。
レベル3も不完全な自動運転なので、ホンダのように渋滞時に利用することにとどめて、その先のレベル4を実用化するような動きになっているのが現在のところだ。(高根英幸)
備蓄燃料は長期間備蓄しても劣化しないのか?
ホルムズ海峡封鎖で一躍注目を集めた備蓄燃料。ガソリンみたいに劣化する?
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石油は原油の状態だと劣化しない。そもそも岩盤層の中で1千万年程度かけて生成されたもの。1年や10年スパンなら何の問題もない。
ただし、揮発しやすいガソリンに精製された後は、気密性の高いタンクだとしても数年単位で劣化する認識でいいと思う。なので、PHEVは半年に1回は強制的にエンジンをかけるように制御されている。(国沢光宏)
同じエンジンでレギュラー仕様とハイオク仕様があるのはなぜ?
モデルや仕向地によって異なるのは各社あるある。
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同じエンジンでパワーを追求しようとしたら圧縮比を高くし、点火タイミングを早くできるハイオク仕様が優位。ハイオクの性能を引き出せば10%程度の馬力上乗せが可能。
また、国や地域によって入手しやすいガソリンのオクタン価も違ってくる。海外仕様は標準で日本のハイオクに相当するというケースもあります。(国沢光宏)





















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