ランクル、ジムニー、ジープ…世界中で人気の狙い目SUV 23モデル一挙紹介!!

ランクル、ジムニー、ジープ…世界中で人気の狙い目SUV 23モデル一挙紹介!!

 クルママーケットはSUVが大人気。それゆえランボルギーニもロールスロイスもSUV市場に参戦してきたが、根っからのアウトドア好きはSUVじゃ物足りない。やはり最終的に乗りたいのはクロカンになるのだ。そこで今回は今だから買えるオススメの中古クロカンモデルを相場価格・現存台数*とともにご紹介!!!

【画像ギャラリー】国産から輸入車まで!! 中古で狙えるオススメクロカンをギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年5月のものです。中古車情報は大手中古車サイトの4月20日時点での情報です。カッコ内の台数は現在の流通台数です
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年6月10日号


■SUV好きはやがてクロカンに行き着く

 人はなにかを始める場合、たいていまずは“形”から入り、その後、いわゆる“本質”を知ることになる。筆者が数年前に趣味として始めたルアーフィッシングにしてもそうだ。

 始めるにあたり、釣り専用ウェア&道具のデザインのあまりのダサさに仰天した筆者は、「オレだけはおしゃれな釣り人になってやる!」と決意し、機能性ではなくデザイン性を最重視したウェア&道具選びを行った。

 だがそんなナメた姿勢では、当然ながらお魚さんはまったく釣れてくださらない。あまりの釣れなさに悔しくなった筆者は、いつしか“おしゃれ”のことなど完全に忘れ、「見た目なんてどうでもいい! とにかく釣るための道具とウェアが欲しい!」…という感じで“本質”に目覚めていった。

 そしてこれは、SUVに関しても当てはまる話だ。

 まずは「SUVってなんかおしゃれ! ヨンクだから安心だし!」的なノリで、いわゆる生活ヨンク(簡易なスタンバイ式4WD)のクロスオーバーSUVを買う。

 だがそのSUVで山へ川へと行ってみると、事前の脳内イメージほどにはガンガンに悪路を走れないことに気づく。

 そして「もっとちゃんと走れるやつが欲しい!」と猛烈に悔しくなり、いわゆるクロスオーバーSUVではない「ヘビーデューティな本格クロカン」へと進んでいく。

 もちろん、SUVユーザーの全員がクロカンへたどり着くわけではない。だが一定数のライトユーザーは必ずや数カ月後または数年後、ヘビーデューティなクロカンで山へ行き、火を起こし、そして「うまいっ!」とかなんとか言いながらコーヒーを飲むことになるのだ。

 で、どうせそうなるんだから、今のうちから本格クロスカントリー車を買いましょうよ、というのが当企画なわけだが、あいにく今の新車市場において本格クロカンはかなりの少数派。買おうにもいいモデルがほとんどない。

 だが世の中には中古車という便利なモノがある。自分のアタマを「新車脳」から「中古車脳」にちょいとチューニングしてやるだけで、本格クロカンは選びたい放題にも近い状態となる。

 例えばトヨタランドクルーザー70。いわずと知れたクロカン界のミドル級世界王者で、新車は2004年に販売終了となったが、2014年に限定復活生産されたガソリン版を含め、その中古車は非常に豊富。

トヨタ ランドクルーザー70(1987-2004年、2014-2015年/76万~650万円・329台)

 走る道をいっさい選ばない本格クロカンの大本命といえる選択肢だ。

 70と比べれば若干乗用車的なフィールとなるが、それでも最近の軟弱なクロスオーバーSUVと比べればド硬派であることは間違いないランドクルーザー60と、その後継車種であるランドクルーザー80も捨てがたい。

トヨタ ランドクルーザー80(1989-1996年/70万~500万円・238台)

 また80の後継であるランドクルーザー100は、新車当時は「若旦那専用車」という高級イメージ路線だったが、やや古びた今となっては図らずも“本格感”がにじみ出ている。

トヨタ ランドクルーザー100(1998-2007年/50万~510万円・291台)

 そしてもちろん車両としての基本構造も、本格オフローダーとしてのそれであることは間違いない。

 同じくトヨタのFJクルーザーは、本格オフローダーとしてのスペックと同時に「今どきのクロスオーバーSUVっぽいデザイン性」も楽しめる希有な1台。

トヨタ FJクルーザー(2010-2018年/130万~470万円・460台)

 ランクルのカクカクしたデザインを好まない人は、FJクルーザーから“クロカン道”を始めてみるのもいいだろう。

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