全日本トラック協会は10月24日、25日の2日間、茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センター安全運転中央研修所において「第58回 全国トラックドライバーコンテスト」を開催した。
今回の大会には、各都道府県の予選を勝ち抜いた全国の精鋭ドライバー140名が集結。日本一のプロドライバーを目指し、高度な知識と運転技量が試される競技に挑んだ。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
全国トラックドライバーコンテストとは?
同大会は、業界を挙げた安全意識の高揚と交通事故防止を目的に、1969年から開催されている歴史ある大会である。最高得点者には内閣総理大臣賞が贈られるなど、トラック運送業界を代表するドライバーコンテストの1つだ。
第58回大会では、都道府県大会(各都道府県トラック協会が主催)に参加した1148名の中から、140名の精鋭ドライバーが全国大会に出場。4トン部門、11トン部門、トレーラ部門、女性部門の4部門で競技に挑んだ。
競技は学科と実科で構成され、総合得点1000点満点で順位を決定する。
学科競技の配点は400点で、道路交通法などの法規、車両の構造・機能、運転常識に関する80問が出題された。いっぽう、実科競技の配点は600点。各部門に用意されたトラック(およびトレーラ)を使用し、大会初日は日常点検、簡易コース走行、隘路(あいろ)走行、スラローム(前進)などを実施。2日目にはコース走行のほか、スラローム(後退)、S字後退、車庫入れなどの課題走行が行なわれた。
実科競技では、法規の履行や事故防止に配慮した運転態度、エコドライブなども審査対象となる。課題走行では、ラバーコーンなどへの接触の有無、走行タイム、車庫入れの停止位置なども採点され、車両の大きさや特性を踏まえた正確な操作と、安全確認を徹底した運転が求められる競技だ。
内閣総理大臣賞は日本通運の久保寺選手が受賞
2日間の競技を終えた10月26日、東京都港区新橋の第一ホテル東京で表彰式が行なわれた。
各部門の優勝者は、4トン部門が西濃運輸・福島支店の国分勇治選手(福島県代表)、11トン部門が日本通運・東京支店ロジスティクスオペレーション部輸送課(平井)の久保寺哲也選手(東京都代表)、トレーラ部門が日本通運・神戸支店ロジスティクス部輸送センターの片桐拓哉選手(兵庫県代表)、女性部門がF-LINE・北関東支店尾島物流センターの岡部桃子選手(群馬県代表)となり、各部門の優勝者に贈られる警察庁長官賞を受賞した。
また、中小企業の最優秀選手に贈られる国土交通大臣賞は、11トン部門に出場したレンゴーロジスティクス・三田営業所の笹谷知司選手(兵庫県代表)が受賞。50歳以上の最優秀選手に贈られる全日本トラック協会長特別賞は、11トン部門で2位となった西濃運輸・越谷支店の野口明選手(埼玉県代表)が受賞した。
そして、第58回大会の内閣総理大臣賞には、11トン部門で983点を獲得した久保寺選手が輝き、国土交通省の原田修吾総括審議官から賞状とトロフィーが贈られた。




