昨年(2019年)のマツダ3、そしてCX-30登場を皮切りに「第7世代商品群」への舵を切り始めたマツダ。マツダの掲げるプレミアムブランド戦略が、いよいよその真価を問われるのが来年以降となる。
カギを握るのは、センティア以来の市場投入で6気筒、FR市場へ挑むことになる新型マツダ6だ。果たして吉と出るか? 凶と出るか?
ほか、新世代のSKYACTIV-Xを主力とする第7世代商品群のハイライトとなる主力車たちのフルモデルチェンジ情報を追う!
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※本稿は2020年8月のものです
文・予想CG:ベストカー編集部/写真:MAZDA
初出:『ベストカー』 2020年9月10日号
■NEW マツダ6(2022年3月登場予定)
●直6+FR化で上級モデルにシフト! その成否は?
なんといっても直6、3LのSKYACTIV-Xを搭載するのが注目ポイント。現在、マツダ3とCX-30の積むSPCCI(火花点火制御圧縮着火)に2気筒を追加し、スーパーチャージャーを加えて48Vマイルドハイブリッドとなる。
そのスペックは最高出力300ps、最大トルク35.0kgmを確保しながら、WLTCモード燃費で15.0km/L以上をマークするという。
2019年5月の決算説明会で、マツダの丸本明社長は今後6年間の経営方針を発表。その中で縦置き直列6気筒エンジン搭載モデルの発表を明言。上級モデルの開発、市場投入計画を明らかにしている。
その後のコロナ騒動で多少遅れる可能性はあるが、2022年頃にはこの直6エンジン搭載のラグジュアリーセダンが姿を現すだろう。
■NEW マツダ2(2021年9月登場予定)
●プレミアムコンパクト路線をさらに進める!
2014年に4代目デミオとしてフルモデルチェンジされ、昨年マツダ2と改名したが、いよいよ来年新型に切り替わる。
ボディ、シャシー、エンジン、サスペンションを全面的に刷新。1.5Lの直3、SKYACTIV-Xマイルドハイブリッドをトップグレードに据え、プレミアムコンパクト路線を継承する。
■NEW CX-5(2023年1月登場予定)
●新型マツダ6と同じく直6+FR化で上級化
ミッドクラスSUVでマツダSUV軍団のなかでも主力のCX-5もいよいよフルモデルチェンジ。
初代と現行2代目は3代目アテンザ(現マツダ6)とプラットフォームを共有しているが、新型は新型マツダ6と同様のFR、直6エンジンのSKYACTIV-Xを搭載し、上級移行を果たす。
■NEW CX-3(2022年6月登場予定)
●スポーティなクロスオーバーSUVとして進化!
2015年2月に登場したCX-3は現行のマツダ2をベースとしたクーペタイプのクロスオーバーSUVだが、新型も開発は進んでいる。
新型CX-3は来年9月にフルモデルチェンジされるマツダ2ベースとなり、クーペタイプのSUV色を強め、新型マツダ2同様、1.5LのSKYACTIV-Xを搭載することになりそう。
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