2020年9月、アウディのピュアEV「e-tronスポーツバック」が日本に初上陸を果たした。箱根での試乗会の様子からそのインプレッションをお届けする。
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※本稿は2020年10月のものです
文/ベストカー編集部、写真/Audi、ベストカー編集部、撮影/池之平昌信
初出:『ベストカー』 2020年11月10日号
■第一印象は「うわ、デカッ!」
思っていたより大きかったな、というのが第一印象のアウディe-tronスポーツバック。
全長4900mm、全幅1935mmというのだから、ハリアークラスよりもせいぜいプラス3%ほどの大さなんだけど、けっこう大きく見える。サイズ的にはポルシェカイエンクーペに近い、いわゆるクーペSUVだ。
「e-tron」の名が示すように、アウディが2025年に向けて販売台数の4割を電動車にするという目標達成のために積極的に推進する電動化の嚆矢(こうし)となるモデルだ。
搭載するバッテリーは95kWhの大容量で、前後2つのモーターで300kW(約407.6ps)、664Nm(約66.7kgm)を発揮する。
そういえばこのパワートレーンのスペック、日産が来年発売を予定するアリアに近い。e-tronの1充電航続距離はWLTCモードで405km。
50kWの急速充電30分で、おおよそ117km走行分の電力が得られる。
インパネデザインは液晶グラフィック表示のメーターパネルや、タッチパネル式のセンターパネルなど、最近のアウディ車に共通したテイストで、EVだからといって操作性の違和感などはない。
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