2021年もトヨタが攻める! コロナ禍の今年も「ヤリス」、「ハリアー」など新車を投入した自動車界の盟主は来年、さらなる積極姿勢に。新型ランドクルーザーほか大物車種のニューモデルを一挙投入へ。
トヨタは2020年11月中旬、傘下ディーラーの代表者向け説明会で2021年の商品計画を伝えたようだ。
それによると、来年のトヨタブランドにおける新型車はランドクルーザー、86、アクア、ノアのフルモデルチェンジ車と追加モデルのカローラクロスの5車種となっている。
具体的な商品内容は明らかになっていないが、現在までに流れている情報をもとにアウトラインを予想すると以下のように描かれる。
文/遠藤徹
写真/TOYOTA、SUBARU
予想CG/ベストカー編集部
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新型ランドクルーザー/4月登場予定
新型ランドクルーザーは、2021年4月のデビューが濃厚。新開発の「TNGA」(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)に、ボディシェルはキープコンセプトで最上級のラグジュアリイシェルで仕立てる。
ラダーフレームでオフロード走行に強い構造は継続する。2列シート5人乗りと3列シート8人乗り両仕様の設定は引き継ぐ。
パワーユニットは、現行のV型8気筒4.6LガソリンNAエンジンに替えて、V型6気筒3.5Lガソリンターボ、4気筒3.3Lディーゼルターボを搭載する。トランスミッションはいずれも6AT、駆動方式はフルタイム4WDとなる。
安心&安全パッケージは、クラウン並みの最新の進化デバイスを標準装備する。ディスプレイオーディオ、12インチの大型ナビを採用。
ハイクオリティなつくりとなるが、パワーユニットのダウンサイジングによって車両本体価格は据え置きとなる可能性がある。3月上旬から事前の予約受付を開始する。
現行モデルは年内受注分が3月納車になるので、これをもってオーダーストップとなる見込みである。
新型86/5月頃登場予定
「86」(ハチロク)は、5月頃のフルモデルチェンジとなる。従来モデル同様にトヨタとスバルの共同開発で、トヨタが企画・デザイン、スバルが設計・全体的な開発・取りまとめ・生産を担い、トヨタにOEM供給する。
エクステリアデザインは、現行のおとなしめのフロントマスクから、逞しさを際立たせたワイルド感のある顔立ちに仕立てる。
パワーユニットは、現行の水平対向直噴2LガソリンNAから新開発の2.4L直噴NAエンジンに排気量アップし、足回りの強化と合わせて走りのポテンシャルアップを図る。
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