新型ランクル カローラクロスなど一挙投入計画判明! トヨタ2021年新車攻勢のすべて

一時は存続が危ぶまれたアクアも新型登場へ

10年ぶりにフルモデルチェンジを行う新型アクア。ヤリスとのコンセプト分けはどうするのか(ベストカー編集部 予想CG)
10年ぶりにフルモデルチェンジを行う新型アクア。ヤリスとのコンセプト分けはどうするのか(ベストカー編集部 予想CG)

 アクアは7月頃の全面改良となる。現行モデルの登場が2011年12月26日であるから、10年半ぶりの世代交代となる。

 新型ヤリスが2020年5月からトヨタ全系列店扱いになったことで、こちらのハイブリッド車との競合が本格的に発生し、押されて極端な販売不振になっている。このためモデル廃止説も流れた。しかしながら実際は次期型の開発プロジェクトは動いていた。

 ヤリスハイブリッドとの競合を避けるためには同モデルとのコンセプト分けを明確にする必要がある。どうするか。

 サイズの全長、全高を拡大し、クオリティアップし上級シフトさせることである。これによって室内の居住空間を広げ、使い勝手を向上させるはずである。

 パワーユニットは、改良型1.5ハイブリッドに従来の2WDのみから4WDも設定。トヨタセーフティセンスは、ヤリス並みかそれ以上の進化デバイスを標準装備する。「アクア」のネーミングを変更する可能性もある。

 北米を中心としたグローバルでは「プリウスS」としているので、こちらに移行することも考えられる。ヴィッツがグローバルの「ヤリス」に変えて成功したのだから当然考えられることである。

新型カローラクロスの日本投入は9月頃見込み

新型カローラクロスは、2020年に7月9日にタイにて世界初公開された
新型カローラクロスは、2020年に7月9日にタイにて世界初公開された

 カローラクロスは9月頃の登場が有力である。カローラをベースに比較的オーソドックスなSUVシェルで仕立てる。ヤリスクロスとRAV4の中間の位置づけとなる。

 同クラスはC-HRが存在するが、こちらはリアルーフが低いクーペデザインでスポーティ&ファッショナブル志向だが、カローラクロスは背の高いSUVシェルだから、後席や荷室が広く使い勝手、荷物の積載性の良さを強調することで棲み分けをする。

上質な走りはもちろんのこと、後席とラゲッジスペースが広く設計されており、様々な用途で使用できる
上質な走りはもちろんのこと、後席とラゲッジスペースが広く設計されており、様々な用途で使用できる

 パワーユニットは1.8LガソリンNAと同ハイブリッドを搭載する。いずれも2WD、4WD、CVTとの組み合わせによるラインナップとなる。オーディオディスプレイ、最新のトヨタセーフティセンスの標準装備は他の最新モデルと同様である。

 ほぼ同時に現行のカローラシリーズもマイナーチェンジし、内外装のデザイン変更、ボディカラー、グレードの再編による商品ラインアップの見直しを行うものと思われる。

新型ノア/2021年末登場予定

ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、ノアに車種統合される(ベストカー編集部 予想CG)
ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、ノアに車種統合される(ベストカー編集部 予想CG)

 ノア/ヴォクシー/エスクァイアは2021年末に後継モデルに引き継ぐ。

 この際、ノアに1本化し、ヴォクシー、エスクァイアの特徴を新型車のグレード構成に生かすラインアップとする方針のようであるが、実際には最終的な商品づくりは決まっていないとの見方もある。ほぼ固まっているのはエスクァイアの廃止だけである。

 ヴォクシーは3兄弟の中で最も売れているので、3ナンバーボディのエアロバージョンのグレード名で残す案も検討されているようだ。

 新開発のTNGAによるプラットフォームを採用。全高を僅かに低くしながらキープコンセプトでのエクステリアデザインとする。5ナンバーサイズとワイドフェンダーの3ナンバーの両ボディ分けは引き継ぐ。

 パワーユニットは2リッター直噴ガソリンNAと同ハイブリッドを採用。ハイブリッドは従来の1.8リッターから2リッターに排気量を拡大し、走行性を向上させる。

【画像ギャラリー】2021年登場予定のランクル・アクア・ノアの新旧モデル&カローラクロスをみる

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