クルマに限らず、人間モノを買う時に気になるのが「一番人気」だ。その根底にあるのは「損をしたくない」という心理であり、一番売れている商品には買い得感や性能面で魅力があるのは間違いない。
今回は国内最激戦区のSUVカテゴリー、その売れ筋グレードを徹底調査、自動車評論家 渡辺陽一郎氏が買い得モデルを指南する!! バイヤーズに活用できる最適なデータも満載!!!
【関連記事】ヤリス フィット ノート… 徹底調査! 人気コンパクトカーとコンパクトミニバンの人気グレードは??
【関連記事】N-BOX スペーシア タント ルークス… 徹底調査! 人気のSハイトワゴン軽8台「売れてるグレード」大研究
※本稿は2021年4月のものです。本企画で登場する人気グレードはメーカー広報調べ。目標値引き、納期目安は遠藤徹氏が独自調査したもので、地域、購入時期、グレードなどにより変動しますので、あくまでも目安としてご活用ください。なお価格は2021年4月20日現在のものです。スペックは一番人気グレードのものですが、画像はそのグレードと違うケースがあります。
文/渡辺陽一郎 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月26日号
【画像ギャラリー】最激戦区で選ばれているのはどのグレード?? 人気SUVの売れ筋グレードをギャラリーでチェック!!!
■渡辺陽一郎「売れてるSUV」の現状をチェック!!!
SUVは厚みのあるフロントマスクや大径タイヤの装着により、外観がカッコイイ。ボディの上側はワゴンに準じた形状だから、居住性や積載性も良好だ。趣味性と実用性を調和させて人気を高めている。
商品特徴は、グレード選びにも影響を与えている、といえる。軽のスーパーハイトワゴンなどでは、機能のわりに価格を安く抑えた買い得感が大切だが、SUVはそれだけでは物足りない。特にミドルサイズ以上の車種では、内外装の質、スポーティな走りの満足度も大切になる。
例えばハリアーは、実用的にはGで充分だが、車種の性格が豪華さを重視するから上級グレードのZを選ぶユーザーが多い。機能や装備だけでなく、見栄えのよさまで含めた広い意味の買い得感が重視される。したがって買い得グレードが特定の価格帯に集中することもなく、車種の性格に応じて設定されている。
■SUVの気になるデータもチェック!
販売台数をチェックすると、上位は200万~300万円クラスのクルマで占められているが、ハリアーが間に割り込む形となっている。SUV駆動形式別ランキングを見ると、ほとんどの車種で2WDモデルを選んでいることがわかり、4WDが比率的に勝っているのはRAV4だけという結果になった。
コメント
コメントの使い方