年末年始を控え、コロナ禍もいったん落ち着きをみせているいま、「この休みこそは」と、旅行や遠出の計画を練っている方も多いでしょう。新規感染者数は落ち着いているとはいえ、新型の変異株の影響もあり、他人との距離が近くなる電車移動は避け、マイカーで出かける方が多いようです。
クルマで遠出するとなると、気になるのが渋滞。特に都心部にお住まいの方は、行きも帰りも渋滞にはまるのは避けられない、という状況も多いかと思います。
渋滞を覚悟しなければならないときも、食料や飲み物、同乗者(特にお子さん)の退屈しのぎなどは、事前に対策することができますが、「トイレ」だけは、完璧に対策することが難しく、悩ましいところ。渋滞中にトイレに行きたくなったとき、どうしたらいいでしょうか。
文:吉川賢一
アイキャッチ写真:Adobe Stock_methaphum
写真:Adobe Stock、写真AC、NEXCO東日本
まずは「ごまかす」!!
急にトイレに行きたい!! となっても、渋滞中の高速道路上では、残念ながらなす術はありません。その状況で出来る最善策は「尿意をごまかすこと」。その方法をいくつかご紹介します。
ひとつめは、「会陰排尿筋抑制反射」を利用すること。お尻と尿道をキュッと締めて上の方に持ち上げ、5秒ほどキープします。こうすることで、膀胱の収縮が抑えられ、尿意を抑制することができるそう。泌尿器科の先生も推奨をしている方法です。
尿意を抑制できる「ツボ」もあるそうです。おへそから指4本分下の下腹部にある「中極」というツボを刺激することで尿意を抑制することができるそう。ほかにも尿意を抑制するツボはいくつかあるようなので、試してみるといいでしょう。緊張するとトイレが近くなるように、膀胱が緊張で収縮すると余計にトイレに行きたくなるもの。ツボ押しでリラックスしましょう。
また、トイレを我慢するポーズとして、前かがみになるのは逆効果。前かがみになることで膀胱が圧迫されるので、身体は起こして、膀胱をなるべく圧迫させない姿勢がいいそうです。
そして、「気を紛らわせる」というのもひとつの手です。トイレに行きたい…トイレに行きたい…」考えれば考えるほど尿意は増すばかり。そんな時は音楽をかけて歌う、会話を楽しむ、他の考え事をするなど、安全運転に努めながら尿意から上手く気を逸らすことも効果があるようです。
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