乗ってわかった新型アウトランダーPHEVとRAV4 PHVの真実 本命はどっちだ!?

乗ってわかった新型アウトランダーPHEVとRAV4 PHVの真実 本命はどっちだ!?

 ほぼ満点の評価でプラグインハイブリッド+SUVのパイオニアとして昨年10月にフルモデルチェンジされ、現行モデルからプラグインハイブリッド専用車となったアウトランダーは、すでに1万台を超える受注を集めるという好調なスタートを切った。

 新型アウトランダーとガチンコのライバルとなるのはRAV4 PHVで、ここでは昨年実父がRAV4 PHVを買い、納車後即預かって1カ月で1000km走った(慣らしを任されただけとも言う、笑)経験のある筆者が2台を項目ごとに10点で比較してみた。

文/永田恵一、写真/トヨタ自動車、三菱自動車、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】プラグインハイブリッドの新時代!! アウトランダーPHEVとRAV4 PHVを徹底比較!!(20枚)画像ギャラリー

■エクステリア……より個性的でPHVを主張しているアウトランダー

 好みの分かれる分野だが、アウトランダーは強い存在感あるフロントマスクなどにより大きめのミドルSUVに欲しい押し出し、ボリューム感を備える。RAV4 PHVはPHV専用の精悍なフロントマスクを持つが、アウトランダーほどのインパクトは感じない。

アウトランダー 8点

昨年登場した新型アウトランダー。デザインは三菱共通のダイナミックシールド顔を取り入れ、アクは強いがひと目で三菱車だとわかるもの 
昨年登場した新型アウトランダー。デザインは三菱共通のダイナミックシールド顔を取り入れ、アクは強いがひと目で三菱車だとわかるもの 

RAV4 PHV 7点

2019年に標準モデルが登場し、2020年6月に追加されたPHVモデル。外観の差異はグリルやバンパーの形状程度とほとんどない。ハイブリッドシステムはPHV用に高出力化され、306psを発揮する
2019年に標準モデルが登場し、2020年6月に追加されたPHVモデル。外観の差異はグリルやバンパーの形状程度とほとんどない。ハイブリッドシステムはPHV用に高出力化され、306psを発揮する

■インテリア……随所に上質感あふれるアウトランダー、スポーティー感のあるRAV4

 アウトランダーはダッシュボードなどが上質感にあふれており、特に最上級グレードのPに標準装備されるセミアリニンレザーシートはキルティング仕立てとなっているのに加え、インテリアカラーもタンカラーのアクセント、ホワイト系のライトグレーともに上質感を際立てている。

 一方、RAV4 PHVはシートやセンターコンソールボックスのレッドステッチなど、スポーティな雰囲気を演出しているが、アウトランダーに比べると地味である。そのためPHVでないRAV4にあるインテリアの細部パネルに付くアクセントカラーを設定してほしい。

アウトランダー 9点 

アウトランダーのインパネ。わかりにくいがメーターパネルもフル液晶化されている。欧州のライバルモデルに比べると物理スイッチはそこそこあるが、かなり攻めた仕上がりとなっている
アウトランダーのインパネ。わかりにくいがメーターパネルもフル液晶化されている。欧州のライバルモデルに比べると物理スイッチはそこそこあるが、かなり攻めた仕上がりとなっている

RAV4 PHV 7点

RAV4 PHVのインパネ。基本は標準モデルと変わらない。デジタル化の進んだアウトランダーと比較すると、どうしても1世代前の趣を感じてしまう
RAV4 PHVのインパネ。基本は標準モデルと変わらない。デジタル化の進んだアウトランダーと比較すると、どうしても1世代前の趣を感じてしまう

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