■なんと、アウトランダーには3列目シートが存在! RAV4もリアは広々ゆったりだ
2列目の広さ、快適性は同等だ。アウトランダーが座るには2列目の乗員の協力が必要など補助席的ながら、あればイザという時に便利な3列目シートを備えている点はRAV4 PHVに対するアドバンテージになっている。3列目シートの出し入れがしやすい点も評価できる。
アウトランダー(3列目シートの存在含め) 9点
RAV4 PHV 8点
■ラゲッジスペース……ほぼ同等のスペースを確保、両車とも広い
どちらも大きめのミドルSUVとして十二分な広さを備えている。
アウトランダー 8点
RAV4 PHV 8点
■動力性能……RAV4 PHVはトータル出力306psで圧倒的な動力性能を誇る
絶対的な動力性能を0-100km/h加速で見ると、アウトランダー8.2秒、RAV4 PHV6.0秒とRAV4 PHVの圧勝だ。しかし、RAV4 PHVのアクセルを深く踏むと、車内は静かなままスピードメーターだけが猛烈な勢いで進む加速は魅力だが、アウトランダーも十二分な速さを備えている。
ハイブリッドのフィーリングはいい意味でエンジンの存在感が薄いのはアウトランダーで、電気自動車に近いフィーリングが好みの人にはアウトランダーが向くだろう。
アウトランダー 8点
RAV4 PHV 10点
■ハイブリッド状態の燃費、電気自動車状態の電費……効率性のよさではTHSに分があるようだ
カタログに載るWLTCモード燃費が22.2km/LのRAV4 PHVは、実用燃費を計測したところ18.0km/L程度だった。対するアウトランダー(WLTCモード燃費は最上級グレードのPで16.2km/L)は計測した経験はないが、おおむね14.0~15.0km/Lといったところだろう。
電気自動車状態での電費は、RAV4 PHVは18.1kWhのバッテリーを積み、満充電からの航続距離は95kmと公表されている。RAV4 PHVを預かっている際に充電設備がなかったため、バッテリーをチャージモードで95%程度まで充電したイメージで計測したところ、電費は6.5km/Lで、気候のいい時期なら80km程度電気自動車として使えることが期待できそうだ。
アウトランダーは20kWhのバッテリーを積み、満充電からの航続距離は公表値で73km(最上級グレードのP)なので、電気自動車状態での航続距離はバッテリーが大きいこともあり、RAV4 PHVと同等だろう。
アウトランダー 8点
RAV4 PHV 10点
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