誰にも言いたくないけれど、実は運転にちょい自信がない……。そんな人にとっては見た目以上に、「運転しやすいクルマ」を選ぶことが重要。では、クルマのどんなところを重視して選べばいいのだろうか? 今回は、不安なく運転するためのチェックポイントとお薦めのクルマをご紹介しよう。
文/藤原鉄二、写真/スズキ、ダイハツ、トヨタ、ホンダ、写真AC
【画像ギャラリー】安全・安心第一のクルマならこの7台!(32枚)画像ギャラリーボディサイズより大事なチェックポイントとは?
ボディサイズが小さければ運転しやすいというわけではない。ボディサイズが小さくてもハンドルを切った時に思ったよりもタイヤが動いてくれなくては何度もハンドルを切り返す必要が生じ、その間にクルマを擦ったり、縁石に乗り上げたり、脱輪したりしてしまうことも。
また、視界を遮る要素が多いと脇道から出てくるクルマや、歩行者を見落としやすい。さらに、車両感覚がつかみづらく見切りの悪いクルマは、狭い道でのすれ違いや車庫入れがしづらくなる。
では、具体的にはボディサイズ以外にどんな点をチェックすればいいのだろうか?
■最小回転半径
小回りの利き、いわゆる取り回しの良さを左右するのが最小回転半径。最小回転半径の小さいクルマほど小回りが利き、取り回しが良くなる。一般的には、4.5m以下だと小回りが利くクルマ、5.5m以上になると小回りが利かないと言われている。カタログで最小回転半径は必ずチェックしよう。
■視界の広さ
理想はフロントとリアガラスが大きく、視界を遮るものが少ないものを。特に、Aピラー部分が細めだと視野を遮らないためお薦めだ。また、Aピラー付近に小窓が設けられているものだとより視界が広くなる。
■視点の高さ
アイポイント(視点)が高いほうが遠くまで見渡せ、車両感覚もつかみやすくなる。初心者の場合は、着座時にボンネットの先まで見えるくらいだと安心感を持って運転ができる。ボディサイズがコンパクトでも車高が低いとアイポイントが低くなり運転がしづらくなる。購入の際は、必ずシートに座ってアイポイントは確認するようにしたい。
■シート形状
着座位置が適切ではなく、身体が不安定だとクルマの挙動も安定しない。そのため、シート形状が自分の身体にフィットしているかを確認することは必須だ。
■運転支援装備
先進安全支援機能付きのクルマならより安心して運転ができるはずだ。自分が不安な部分をサポートしてくれる機能が付いているかをしっかり確認するようにしたい。特にバックモニターは大きな助けになる装備。安全装備はメーカーオプションとなっていることも多いが、運転に自信がないなら、快適装備よりも安全装備に予算を割くことが正しい選択と言える。
では、上記のチェックポイントを踏まえたうえで、運転しやすさ◎と言えるクルマ7台をピックアップしていこう。
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