アウディの電動化戦略の強化される今、EVの「e-Tron」シリーズのラインナップ強化が進む。2022年1月のコンパクトSUV「Q4 e-tron」シリーズに続き新たに追加されたのが、アウディのパフォーマンスモデルである「Sモデル」だ。
高性能EVとしては、4ドアクーペ「e-tron」にハイパフォーマンスモデル「RS」が投入されているが、より幅広いラインナップを誇る「S」モデルがEVに展開されるのは、今回が初となる。電動化時代のアウディSモデルとはいったいどんな仕様なのだろうか。
文/大音安弘、写真/アウディジャパン
【画像ギャラリー】電動初のSモデル!アウディe-tron s/ e-tron sportback S(11枚)画像ギャラリー■ミッドサイズSUV「e-tronシリーズ」にSモデルを設定
アウディジャパンは2022年3月22日、アウディのEVファミリーである「e-tron」シリーズのミッドサイズSUV「e-tron/e-tron sportback」に「S」モデルを追加することを発表した。全車右ハンドル仕様で、価格は1398万~1437万円となる。発売日は4月初旬以降の予定だ。
■Sモデル専用アイテムを採用する内外装
Sモデルであることを主張すべく、各部には専用アイテムを採用。専用の前後バンパーデザインをはじめ、フェンダーアーチも左右23mmずつワイド化。より迫力あるデザインに変更されている。ミラーカバーやドア下部のインサートにアルミニウムルックの加飾を行っているのも特徴だ。
ただ、これまでのSモデルと比べると、20インチのアルミホイールデザインもシックなものだが、もちろん、アウディスポーツデザインの21インチと22インチホイールが設定されるほか、ブレーキキャリパーカラーをオレンジにすることも可能。よりアグレッシブな装いに仕上げることも可能だ。
インテリアでは、スポーティな走りを支えるバルコナレザーのSスポーツシートを標準化。さらに快適な移動をサポートするアコースティックガラスや16スピーカーで構成されるBang &Olufsen 3Dサウンドシステム、パワークロージングドア、より表示が大型化された最新式デジタルメーターのバーチャルコックピットプラスなどを採用する。
SUVの「e-tron S」と「e-tron sportback S」の2台のSモデルの違いだが、基本的にはボディ形状のみで、装備と性能面では同等となる。
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