一か月で相場が300万円急騰!! まだまだ上がるぞGT-Rの中古車市場価格

一か月で相場が300万円急騰!! まだまだ上がるぞGT-Rの中古車市場価格

 2022年5月11日現在、日産のホームページには「GT-R 2022年モデルは、注文台数が予定販売数量に達したため、オーダーを終了しました」とアナウンスされている。

 GT-Rといえば、オーストラリアでは衝突安全基準に対応できない。また欧州では騒音規制をクリアできないという理由で販売が終了となっている。

 日本市場においても、現状のままでは騒音規制がクリアできないことから2022年9月以降は販売できなくなると言われており、このまま生産終了という可能性も高い。

 新車のGT-Rがオーダーストップとなったと同時に、GT-Rの中古車相場に大きな動きがあった。そこで、ここでは最新のGT-Rの中古車事情を紹介する。

文、写真/萩原文博

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騒音規制もあり、2022年モデルで終了か?!

日産GT-Rの2022年モデルオーダーストップ!早くも中古車相場は爆上がり
日産GT-Rの走行シーン

 現行型R35GT-Rは「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」をコンセプトとしたマルチパフォーマンススーパーカーとして2007年10月に登場。2008年12月に一部改良を行い、エンジンそしてコンピューターの制御の精度をアップさせ、最高出力を485ps、燃費性能を8.3km/Lに向上した。さらに、新構造のショックアブソーバーの採用。フロントバネレートのアップを含むサスペンションの改良を行っている。

 2009年の一部改良では、カーボンセラミックブレーキを装着したスペックVを設定。2010年には初のマイナーチェンジを行い、フロントバンパーにハイパーデイライトを装備するなど内外装を変更。

 さらに、エンジンの最高出力は530ps、最大トルク612Nmに向上させている。2011年の一部改良ではエンジンの効率化により、最高出力550ps、最大トルク632Nmに向上。また、左右非対称のサスペンションセッティングの採用し、安定した上質な乗り心地に磨きを掛けた。

 2013年には2度目のマイナーチェンジを行い、ヘッドライトにLEDポジショニングランプによるランプシグネチャーを採用。またリアコンビネーションランプにもLEDランプを採用するなど内外装を変更した。同時にハイパフォーマンスモデルのGT-R NISMOを追加した。そして2014年には静粛性などを向上させる改良が加えられた2015年モデルが発表されている。

 2016年7月に2022年モデルのGT-Rのほぼ同じスタイリングとなった2017年モデルを発表。外観ではフロントからリアに至るまで大幅なデザイン変更を行い、バンパー開口部の拡大により、冷却性能を向上させつつ、空気抵抗・ダウンフォースは従来どおりをキープ。インテリアもナッパレザーを多用し、高級感を演出。ナビのディスプレイも7インチから8インチへと拡大させると同時に操作系も大幅に変更されている。 

 また搭載されているエンジンは最高出力が570ps、最大トルク637Nmまで向上。また、ハイパフォーマンスモデルGT-R NISMOもマイナーチェンジを行い、内外装が変更されると同時に、エンジンは専用のチューニングを施すことで、最高出力600psまで高めている。

 2017年の一部改良では車両防盗システムのグレード拡大やアップルカープレイの対応と小幅なものだったが、2019年4月に発表された2020年モデルは、エンジンのターボチャージャーに変更を加え、またサスペンションを新しいセッティングを採用するなど、より街乗りでの快適性が重視した仕様変更が行われた。

 そして2021年9月に2022年モデルを発表。100台限定の特別仕様車「T-spec」が設定されるものの、即完売となっている。それでは、GT-Rの最新相場を見てみよう。 

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