普段乗り慣れているバスっていくらで買えるんだろう……。おそらく多くの人が生涯を通じて購入することはないであろうバスの価格を徹底解説!!
結論からいえば、その価格はフェラーリよりも高いモデルも多々あるのだった! 今回はその通常サイズのバス、そして地域の味方であるコミュニティバスの価格を発表する。これ超衝撃です。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
フェラーリはおいくら?
フェラーリはスポーツカーでありスーパーカーであり、財産でもある。よって新車価格よりも中古相場の方が高い場合が多く、輸入車なので為替の影響もあり価格というものがあまり当てにならない。
それでも一応、新車価格としてはROMAの2756万円程度から、812 コンペティツィオーネ Aの7898万円までと幅は広い。いずれにせよ家1軒が建つ不動産級の価格であることは間違いない。
バスのお値段は?
さて、バスも種類により大きさも価格も幅が広いので一概には言えないが、いすゞ自動車のバスを例に小さい方から見てみよう。価格はいずれも東京地区における標準価格で税込み表示だ。中型観光バスのガーラミオは最も安いグレードで18,507,500円でまだフェラーリの方が高いようだ。
同じ中型でもノンステップ路線バスタイプのエルガミオになると24,363,900円で、大型の路線バスであるエルガになると27,583,600円でようやくフェラーリのもっとも安い価格と並ぶ。
バスにはまだ上がある。大型観光バスタイプのガーラは全長12mで42,987,240円と一気に跳ね上がる。それでもフェラーリのお高い方の値段にはまだまだ届かない。
大御所の登場!
大型観光バスタイプが出れば打ち止めかと言えばそうではない。隠し玉があるので紹介しよう。国産初の連節バスであるエルガデュオだ。これは全長が17.99mで1台で最大120名の乗客を一気に運べる。都市部のBRTなどで使われ、運転士不足の切り札となるかが注目されている。
今回の価格比較の上での最終兵器であるエルガデュオのお値段はなんと94,824,000円。ざっと1億弱だ。連節バスでフェラーリを抜き去ったようだ。
ちなみに現在、日本で導入されるダブルデッカー車の事実上の標準であるスカニア・バンホールのInterCityDDは輸入車なので、為替の影響を受けるものの1億円前後といったところ。
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