ホンダに続いてトヨタも年間生産50万台規模を想定した電池工場の建設を発表するなど、時代はジワジワ電気自動車に向かっている。もう2~3年すれば多くの人が電気自動車の購入を考えるだろうし、5年後には自宅に充電インフラのある人なら基本的に電気自動車を選ぶようになるとさえ思う。
とはいえ、初めてEVを買おうという人にとっては、初めて経験することも多い。中でも自宅の充電設備については、仕組みや予算感をあらかじめ知っておきたいところだ。そこで自身でもEVを所有し、蓄電池や太陽光パネルなどの活用にも詳しい国沢光宏氏に、「EVの充電に関する疑問」をぶつけてみた。
文/国沢光宏、写真/パナソニック、AdobeStock(トップ画像=umaruchan4678@AdobeStock)
Q1:自宅の充電設備ってどんなものを付ければいいの?
A:戸建て住宅にはすべてAC(交流)200Vが来ている。家庭用エアコンに200Vタイプを使っている家もあると思う。
電気自動車を充電しようとしたら、写真のような2000円少々で買える200Vのコンセントを設置すればいいだけ。工事は簡単ながら、第2種電気工事士の資格を持っている人でなくては作業できない。
私の場合、知人がやってくれたためコンセント代2450円+晩飯代のみ。電気屋さんに頼めば通常、2万円程度です。自動車ディーラーは業者の仲介料など多額の中抜きをするため、3~5倍取られるので注意しよう。
Q2:電気の契約は変えたほうがいいの?
A:これはもう変えるのが基本。例えば東京電力管内なら『夜トク8』という契約を考えればいい。23時~翌朝7時までの電力料金が30.75円/kWhから21.16円/kWhになる(※別途基本料金が必要)。
SAKURAなら1kWhあたり8kmくらい走るため、夜トク8なら16km走って42.32円ということ。ガソリンエンジン積む軽自動車は16km走るのに160円掛かるから3分の1でリーズナブル。
ただし夜に安い料金システムは昼間の電力料金が上がる。夜トク8なら昼間32.74円/kWhに。合わせて昼間用の太陽光発電など導入したらいい。
コメント
コメントの使い方不確かな情報をお書きのようで心配になります。
全ての戸建て住宅には200V引き込みがされていません。
200V-EVコンセントの単体新設の場合、工事は10万円程度が通常ではないでしょうか。
配線距離や施工内容にもよりますが。2万円程度との前提で掛け合われると電気店は困るのではないでしょうか。
顔見知り業者に付き合いで引き受けてもらう料金と、市中相場とはだいぶ違います。近年は費用が高騰しております。
スマホは、高いが便利だから一気に普及した。
多少電気代が安くても面倒が増えるEVは厳しい 。
高くても楽ちんな車を望みます。
ATやナビもそうやって普及したでしょ?
相当の根性とヒマが無ければ「自宅に充電設備が無いならBEVは維持できない」
と真っ当な事を書いているのに、同時に「ならBEV買うなら引っ越せばいいじゃない」
という無茶な提案。こんな事を平気で言ってしまうのがEV推進派の常(または自覚ありつつ皮肉を書いているのかも)