2023年3月25日・26日に富士スピードウェイで、開幕戦直前の公式テストが行われた。今年から燃料がCN(カーボンニュートラル)化され、タイヤも1セット分が削減されるなど規則の変更が大きなSUPER GT。試行錯誤が続くなかで、今年はどこが速いのか?
文/篠崎元信、写真/奥隅圭之
土曜日のテストではミシュランとヨコハマ勢が1~4位を占める
週末は二日間とも雨だった富士スピードウェイ。25日(土)は朝から雨のうえに霧も出て、視界が不十分だったため様子見のチームも出たほど。走ったチームもタイムは二の次だった印象。午後になるとコース上の水はかなり引いて、ウエットではあるが午前中よりましな状態に。
このタイミングで各車が走行開始。500クラスではヨコハマタイヤを履く#19 GR Supraが1’36.568を記録すると、#3Niterra MOTUL Zがすかさず1’36.400でトップに立ち#23も続く。さらに#24が4番手に入るなど、ミシュランとヨコハマが上位を固めた。 この後は再び雨が強まり、最後に予定されていた占有走行はキャンセルされた。
日曜日はさらに雨が強く、タイムよりセットアップ中心に
26日は前日よりも強い雨で始まったが、そんな中、午前にトップタイムを出したのはブリジストンユーザーの#36 au TOMS GR Supraで1’41.661。これに#14が続いた。
午後になっても雨は変わらず降り、セッション4の途中では#23がコースアウトしてクラッシュする事態も。それでも半ばを過ぎたころに、雨が若干弱まったタイミングで各車はアタック。午前中の記録を上回るタイムも出始めた。結局、午後のセッションのトップは#14のGR Supraが、これ以降は#37、#39、#36とGR Supraがトップ4を独占して終わった。ここまで名前の出なかったNSXは5番手に#16が食い込んだ。
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