サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)のエンタメ性向上が止まりません。普段あまり走らない高速道路のSA/PAに寄ってみると、あまりの激変ぶりに度肝を抜かれることも。そこでこの夏絶対立ち寄りたい、オモシロ度最高のSA/PAを紹介しましょう!
文/奥野大志(Team G)、写真/奥野大志、AdobeStock
■高さ60メートルの観覧車がそびえるEXPASA富士川(東名高速上り)
筆者は普段、クルマで地方に出かけることが多いのですが、走るルートはだいたい決まっています。そのため近くを通るのに使わない高速道路も多く、その代表例が御殿場ジャンクション(JCT)から西側の東名高速。
名古屋方面に向かう際は、ほぼ間違いなく新東名を使うからですが、先日、久しぶりに静岡方面から東名高速の上り線を使って驚きました。富士川サービスエリア(SA)が激変していたのです。
調べてみたところ、富士川SA(上り)は2013年にEXPASA富士川としてリニューアルオープン。富士市内を見下ろす高台にある富士川SAはもともと、眺望の良いサービスエリアとして知られており、特徴を活かしたリニューアルが行われたようです。
一番驚いたのが敷地内にある「大観覧車Fuji Sky View(フジスカイビュー)」の存在。EXPASA富士川のオープンから4年後の2017年に登場した施設です。
実は新東名を名古屋方面に向かって走っていると、左手奥に東名高速が見えるので、観覧車らしきものがあるのは知っていましたが、間近で見てビックリ。高さ60mを誇る、本格的な観覧車だったからです。
観覧車が向いている先はもちろん、世界遺産・富士山。床がシースルーになっているシースルーゴンドラ(8台)もあり、これに乗るだけでもEXPASA富士川を訪れる価値はありそうです。
また、EXPASA富士川にはこの他にも、無料の展望台やプラネタリウムなどがあり、観光客を楽しませてくれます。東名高速の上りを通行する際は、家族や友人、パートナーと足を運んでみてください。
■ワーキングブースと足湯カフェを備えるEXPASA足柄(東名高速下り)
先ほど御殿場JCTから西側の東名高速はほとんど使わないと書きましたが、仕事柄、足柄スマートインターを使う機会が多いため、足柄SAの下りもすっかり縁遠くなっていました。
それが先日、名古屋方面に向かうことがあり、久しぶりに足柄SAを訪れたら、これまたビックリ。足柄SAがEXPASA足柄としてリニューアルされたのは知っていましたが、少しずつ進化しており、とっても魅力的なSAに生まれ変わっていたのです。
私の職業的(執筆業)に見逃せないのがワーキングブースの開設。机とイス、電源とWi-Fiを2時間まで使うことができるのですが、なんと無料(受付は必要)。
都市部では、いろいろなワーキングブースを見つけることができますが、SAにできたのは自分が知る限り初めて。最近、JRの主要駅に1人用のワーキングブースを見かけるようになりましたが、SAも負けてはいません。
しかも、ワーキングブースの隣には足湯カフェがあり、こんなにSAが充実すると、目的地に着くが遅くなってしまいそう。旅のついでに寄る経由地ではなく、SA自体が目的地のひとつなのですから、ノープロブレムでしょう。
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