「タントはデカすぎ……でもスライドドアは必須とニッチな市場かと思いきや続々と販売台数を伸ばしている市場を開拓したのはダイハツ ムーヴキャンバス。フルモデルチェンジしてから1年経過したが、改めて正直に評価してみた。これ超絶参考になりますよっ!!」
※本稿は2023年6月のものです。
文/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部、DAIHATSU
初出:「ベストカー」2023年6月26日号
■使い勝手と愛らしさがブラッシュアップされた2代目
ムーヴキャンバスは2022年7月に現行2代目へとバトンタッチされた。スライドドアを持つハイトワゴンだが、可愛らしいツートーンカラーのストライプスと、男性が使っても映えるモノトーンのセオリーがラインナップされる。ターボエンジンも新設定。
ダイハツ ムーヴキャンバス(ストライプスG・2WD)
●全長3395×全幅1475×全高1655mm ●880kg ●最小回転半径4.4m ●0.66L、直3(52ps/6.1 kgm) ●25.7km/L ●167万2000円
■ターボ追加は見事!! でもハイブリッドはやっぱりほしい
先代は自然吸気エンジンだけだったムーヴキャンバスが、現行モデルではターボエンジンを得て走りに力強さが加わった。だが、スズキのようにエネチャージやエコクールといった工夫がないところがちょっと残念。基本性能は充分に確保されているがプラスアルファが欲しい。
・パワー感:7点
・ハンドリング:6点
・快適性能:6点
・環境性能:6点
・実用性:7点
・お買い得度:7点
●総合評価:70点
■コスパ最強!? 絶妙な位置に引き出し収納もイイ
自然吸気エンジンは動力性能が不足気味で、ハンドリングは軽自動車の平均水準だ。一番の特徴は、外観の柔和なデザインと明るい雰囲気の内装だが、後席の下側に引き出し式の収納設備を設置するなど独特の実用性も備えている。価格も機能や装備のわりに安く抑えた。
・パワー感:4点
・ハンドリング:5点
・快適性能:7点
・環境性能:8点
・実用性:8点
・お買い得度:8点
●総合評価:72点
コメント
コメントの使い方マイルドハイブリッドは対して役に立たないから要らない。
eスマートの搭載を待っています!
ムーヴキャンバスに限らずダイハツ車はやはりデザインが安っぽいのです。その点、ワゴンRスマイルはオプションやカラーが豊富でスズキ自慢のデザインがあります。それにターボがなくても街のりユースならマイルドハイブリッドで全然余裕です。もっとワゴンRスマイルも見てあげてください。
全面的に同意!
ココアとかいうのも安っぽかった。
わざとやってるのかと悪意を感じる程チープで。
安い車に価格を上げるハイブリッドをどうしても付けたかったら1モーターの48ボルト程度が適してますね。
ハイテク度で言えばスズキよりダイハツが上回るけど、シャーシとか本質的部分に金掛けてるスズキの方が買って後悔しません。
ある種、ローテクが正解という事も有り得るんで。
ワゴンRスマイルがスズキ自慢のデザイン……ですか。なるほど興味深いな。ああ、笑ってやろうとしたがやめたんだよ。気の毒だなと思って。
軽自動車にたかだかISG程度のマイルドハイブリッドで恩恵が受けられるほどの効果があるのか疑問です。実際に乗っていて電動感もほとんどないですしね。
ホンダはマイルドハイブリッドを軽に搭載するメリットはほとんどないとして、3代目N-BOXはガソリンモデルのみとなっています。これには同意です。
ダイハツもそこのところわかっているから、電動化に向けてe-smartハイブリッドを開発したのだと思います。