最近、発表されたSUVは、四角くてゴツいフェンダーのクルマばかり。やっぱ男はこれだよなと嬉しくなってしまう。ちょっと前まではシティ派SUVとか、都市型SUV、クーペSUVが幅を利かせていたのに……。ここではゴツいフェンダーを持つ過去、現在のクルマを紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、トヨタ、日産、三菱、スバル
■レクサスGX、ランクル250は久々にシビれた!
最近、四角いボディにゴツいフェンダーが付いたクルマが多くなってきたと思いませんか?
1990年代に始まったRAV4やCR-V、ハリアーといった都会派SUVはもちろんいまでも健在だ。トヨタ車ではハリアーやRAV4、カローラクロスやヤリスクロス、日産車ではエクストレイルやアリア、キックス、ホンダ車ではヴェゼル、マツダ車ではCX-30やCX-60といった具合に都会派SUVが主流となっている。
そんななかにあって、俄然注目なのが、四角いボディ+ゴツいフェンダーのSUVだ。SUVというよりはクロカン四駆といったほうがいいかもしれない。
ゲレンデヴァーゲンを頂点に、ジープラングラー、ジムニーシエラ、これらに共通するのは、歴史と伝統、そして四角いボディにゴツいフェンダー! ひと言でいえば、初代の形を頑なに受け継いでいるということだ。
これらのモデルは新車はもちろん、中古車市場でもプレミアム価格も付いているほどの人気ぶり。長く乗り続けても値が下がらないというのも特徴だ。
そんななか、トヨタが突如発表した2台のSUVに度肝を抜かれた。そう、2023年6月8日と2023年8月2日に発表された、レクサスGXとランドクルーザー250だ。
レクサスGXとランドクルーザー250は、同じGA-Fプラットフォームを共用するSUVだが、なんといっても惹かれるのは四角いボディと、ゴツいフェンダーのボディは、ひと目見ただけで本格派オフローダーということがわかる。
開発コンセプトはレクサスGXが「ザ・プレミアムオフローダー」、ランドクルーザー250は「原点回帰」と異なっているが、ボディの基本プロポーションはほぼ同じ。
ランドクルーザー250は丸目と角目のヘッドライト、レクサスGXは異型ヘッドライトだが、とにかく四角いボディでゴツい。
しかも、単に昔の形をそのまま回帰したレトロ&モダン路線ではなく、新しいデザインで登場したことに拍手したい。
10年ぶりに国内販売されるランクル70に関してもシビれるほどのカッコよさ。これが今でも新車で買えるのが凄いところだ。
コメント
コメントの使い方歴代パジェロの中で一番四角くてゴツいのは何と言っても初代。パジェロはFMCの度に四角いバターが溶けるように角が取れて丸くなっていった印象がある。パジェロエボは“溶けかけ”(笑)の2代目の派生車種だった。
今振り返って見ると、初代パジェロもなかなか味のある外観だと思う。もしパジェロが復活するようなことがあれば、初代のイメージを感じるようなものになってくれたらいいと思う。