ランクル250 パジェロエボ……やっぱりクルマは無骨がいい! 四角くてゴツいフェンダーのSUVが増えている理由とは

■四角いだけでなく洗練されたスタイルのランドローバーディフェンダー

伝統を受け継ぎながら新しいモダンなデザインがウケて世界中で大ヒット
伝統を受け継ぎながら新しいモダンなデザインがウケて世界中で大ヒット

 ランドローバーディフェンダーは1948年の発売されたシリーズ1以来、2016年の製造中止まで実に68年間生産されたが、2020年4月に復活した。

 エクステリアデザインは、Gクラスやジープラングラー、ジムニー(初代、2代目)など、デザインをそのまま現代に復刻したものではなく、歴代ディフェンダーのモチーフを取り入れつつ、原点回帰とは違う新しいデザインで勝負してきたのである。

 とはいえ、伝統的なアイコン、ルーフラインやショルダーライン、四角いホイールアーチ、横開きのリアテールゲート、外付けスペアタイヤ、後部に設けた明かり窓の「アルパインライト」などディフェンダーの伝統的アイテムもしっかりと取り入れている。

 ラダーフレームから軽量アルミニウムのモノコック構造に変わった点については賛否両論があったようだが、そんな心配は杞憂に終わったようで受注が殺到し、中古車市場ではプレミアム価格が付くほどの超人気ぶりとなった。

 モノコック構造となったことで、ボディ剛性が気になるが、全く新しいアーキテクチャー「D7x」により、従来比3倍のねじり剛性を確保するとともに、軽量化も実現し、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造ということで安堵した人も多かったに違いない。

 今回発表されたレクサスGXやランクル250は、このディフェンダーが最大のライバルになるかもしれない。

次ページは : ■四角いボディにゴツいフェンダーのBYDの本格オフローダー

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