今年のジャパンモビリティショー(JMS)は注目車が多数。そのなかでも異彩を放っているのがトヨタだ。自工会会長としてトヨタ自動車の豊田章男会長の活躍も大きく、やっぱりトヨタが大きな動きを見せてきた!! 大注目のランクルEVとタウンエースがやっぱり目玉だぜ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
■モノコックで賛否両論ランクルEV
ランドクルーザーがついにEVコンセプトとして登場する。その名もランドクルーザーSe。ランクルといえばフレーム車として屈強なシャシー性能と堅牢性を確保してきたタフな4WDだ。
そんなランクルについにEVとしてのコンセプトモデルが出てきた。しかもモノコック構造という。もちろんラダーフレームでEVを成立させるコストはかなりかかると思われるが、ランクルと名乗る以上は……と否定的な意見があるのも事実。
ただトヨタからすればランクル250、300もあるし、そして原始的ともいうべき超質実剛健な70もラインナップしている。そのなかにたとえモノコックのランクルがあってもそれは従来のランクルファンを失望させるものではないだろう。
ぐっと低くなったルーフなど、アーバンSUVテイストのランクルSeは目に焼き付けるべし!! 市販化の可能性は少なからずありそうだ。
■運送業界も休日もガラッと変えそうなKAYOIBAKO
そしてもうひとつ注目がKAYOIBAKO(カヨイバコ)と名付けられた1台。最初はハイエースかとおもわれたが、サイズ的にはタウンエース。内装も近未来的だが、そのなかでもフルフラットになる荷室はもちろんのこと、なんとシートまで用意される。
拡張性が高いのもEVならではの特徴で、平日は配送業をして、休日は必要に応じてシートを装着したり、バイクを積載してツーリングに出かけたりなどの可能性が広がる。
大きくとられた前面スクリーンは二段になっており、通常のウィンドウと下半分にも透明なスクリーンが設けられる。直下の視界も確保し、ぎりぎりまで障害物に寄せられるなど実用性も充分。
さらには車いすユーザーの乗降を考えた固定具などもあり、なにかと夢物語になりがちなEVコンセプトモデルを現実的に表現している。トヨタはなんだかEVでも楽しい未来を作ってくれそう……そう思えるクルマがたくさん出展されるぞ。
KAYOIBAKO、お見逃しなく!!
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